六十話
投下します
結局、僕に付いてくる人は5名、リーダーは最後まで付いて来たかったみたいだけど、村人の懇願に折れた感じだった。
べスさんとシンプソンさん、あとシンプソンさんの娘のシャロンさん他2名。
みんな大きな荷物を馬車に積み込み、2頭の馬と共に僕の後を付いてくる。
これから行く目的地は、元米軍基地。
気候変動後の食糧問題などで政府内の意見が二極化してしまい、一部の暴走した議員や軍関係者によるクーデターと暗殺で統治機構が混乱。軍の中でも食料供給が滞り一部の軍属が装備もそのまま暴徒化、飢餓が人を凶暴にしたのかも・・・・家族や近しい人々を守るために発起するけど、奪い合いでは解決しなかったのね・・・・
そんな中でも辛うじて組織的な動きをしている集団がこれから行く土地にいるんだけど・・・・
近寄るだけで撃たれそうな気もしなくもないw
まぁざっくり400kmほど離れているから、ぼちぼち行こうかな。
元は渓流の流れる豊かな森だったのか、水は干上がり立ち枯れした元森を歩いていく。
一部の乾燥に強い草と、湿気の残る川底に生き物の気配を感じるが、メキシコとかの荒野の風景そのままって感じの平原がつづく
歩いての移動だから一週間かな、だいたい。
「えっと、べスさん食料とか一週間くらいもつかな?」
「えぇ食料はなんとかなると思いますが、水は足りないでしょう」
「じゃ、もう少ししたら水を探さないといけませんね。」
朝出発してお昼の日差しがきつくなったあたりで、みんながへばってきたから休憩をいれる。
馬も喉が渇いたみたいで、口の周りに泡が付いてる。
「ちょっとまってね・・・・えっとここらかな?」
僕は水の気配を、ゴッドイアー&ノーズで探し、軽く拳で地面をたたく。
!!!!!ガーガーンンン!!!!!
叩いた地面がはじけ飛び大きな岩盤毎めくれ上がり、それが再度拳に当って砕け散る。
土砂煙が、爆発物処理現場みたいに10m以上立ち上がり、バラバラと降り注ぐ。
「出てきたよ、水」
地面の水脈を露天掘りにして湧水が湧き出している大きな直径30m程のクレーターが出来た。
みんな、目が点になってる。馬も驚いて震えている。
・・・・なんか、やりすぎた?
土曜日?お休み?だから早めに予約しますね。
作者内のお笑い濃度が減少してきました。
チャージが必要です。
だから次回はお笑い?回 AM5時にプチ!




