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神代行の僕が見守る人類はダンゴ虫  作者: ねむねむぴよ
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五十五話

本日最終投下!

 「私がこの村のリーダーのようなものをしているシンシアです」村長は40代の女性だった。

 若いころは美人だったと思うけど、結構苦労したのか眉間には深い縦しわが刻まれている。


 握手を求めてきた作業着を着た女性の手はごつごつして職人のような手だ。


 「あちらこちらを見て回ってる。(なんて名にしよう、身元不明の人は・・・ジョンだっけ)ジョンです」


 「この村も慢性的にいろんなものが不足しています。労働力もしかりです」

 「あなたの知識や労働力はこの村にとっても歓迎したいところですが・・・・なにか目的があると伺っています。この後の予定などよろしければお聞かせ願えないですか?」


 洞察力がにじみ出る視線に曝されるとドキドキするかも・・・・


 「遠くですが、そこそこの人数のいる町があるようなので様子を見てみたいと思っています」


 「そうですか・・・・なんだか、あなたの言葉は達観しているというか第三者的というか・・・・そこを訪れてどうしたいのですか?」


 適当に誤魔化すのは難しそうだな・・・・


 「見て聞いて判断したいと思います」


 「何を判断するのですか?」


 「このまま見守るか・・・・それとも何かしらの行動を起こすかでしょうか・・・・」


 「見守るですか・・・・そもそもその場所をどうして知ったのですか?」


 「衛星軌道上から見ると、表面上のことはそれとなく解ります」


 「・・・・そのスマホで、ですか?」


 「・・・・まぁそんなところです」


 村長はだまってしまった。

 そんなところに、べスが駆け込んできた。


 「あぁ・・・・ミーニャが大怪我しました。シンシアさん薬ってまだありますか?」


 ミーニャって僕にパンをくれた女の子だった。 

次は明日の朝の 6時を予約!


神様代行は、今後の展開を迷ってます。こう成って欲しいな的なコメント頂けるとその方向に話が動くかも?!

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