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神代行の僕が見守る人類はダンゴ虫  作者: ねむねむぴよ
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五十四話

本日 二本目投下

 村人を立ち話をしてみた。


 気象情報がおかしくなり始めて、疫病が蔓延し始めた頃、この村の村長が仲間をつれてここに来たんだって。

 若いころNPOとかでアフリカとかにいって、紛争とか疫病・暴動とかに経験があったから早いうちに手を打てたのが良かったみたい。

 私財でいろんな種と薬、家畜をを実家の牧場に蓄えて備えてたところに大きな気候変動で海面上昇とインフルエンザのパンデミックが起きて、普通じゃ考えられないような規模の暴動が都市近郊で起きて、どんどん人が死んでゆく中、政府が暴動鎮圧を軍を使って収めようとしたけど、お金で食糧が買えなくなって軍も内部から瓦解・・・・いろんなインフラが麻痺しだして、いまじゃ電力も止まってしまい・・・・盗賊が出始めて、自衛団と散発的な戦闘が起き始めて更に人が減ったんだって。


 そこに、害虫の大量発生が起きて、食料の確保が壊滅的になったんだけど、ここだけは種があったから持ったらしい。


 もともと海なんか見えないところだったらしいけど今じゃ南方の魚が取れるようになって、たまにラジオが音を拾うらしいけど、過去に調査団を派遣したけど戻ってこなかったって言ってた。

 ストックの薬も底をついて、この村を訪れる人がもう一年ほどない所に僕がきたんだって。

 今は生きてる人だけなんとか協力して、ほとんど自給自足の生活をしてるんだって。だから、子供も食料の生産を手助けしてて、勉強は大人が週に二・三日しか教えてあげられないって言ってた。


 水と食料の確保が大変で、病気やケガで人が簡単に死んでいく、生きてくのって大変だなぁ。


 「村長が呼んでる。あそこのプレハブまで来てくれ」シンプソンさんが呼び来たのでついて行くことにした。

次話 本日17時予約!

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