四十七話
シリアス回? 投下します。
ゴッドブレインで考えてみた。
前にダンゴ虫再生を願い惑星自体の環境破壊を招いた経験からも、変なことは願えない。
じゃぁ・・・・
食糧問題?世界的な変革で食糧事情を劇的に改善・・・・は、一部の既得権益保持者を、持つ者を更に富ませる、で却下。
宗教の統一?好きな神様を好きに信じても良いと思うので(僕の神様を信じる人っているのかな・・・・)これもなし。
あぁ、そうだ今起きている人知の及ばない事象を少し早送りしてみようか。うん、そうしてみよう。
そこで人類がどうするか見守る。
宗教戦争、貧困に喘ぐ人々の迷信を基にした集団虐殺、感染性の病気・・・・局所にテコ入れしても他の異変で埋もれてしまう。ゴッドブレインが諸行無常と答えてくる。
「では、そろそろパワー炸裂!」
――――海洋の持つCO2の吸収率を気持ち低下、毎年吸収率低下を逓増させ5年で気温を13°上昇。
それに伴う・・・・
――――砂漠の急激な拡大と北と南の極地の氷解。
――――温度変化・天候変化による既存植生の死滅と熱帯性の害虫・疫病の蔓延、食料生産率の急激な低下。
――――海流の鈍化・ハリケーンの極大化・異常な冷夏。
――――各地で起きる飢餓と暴動。
――――一部の温暖な地域への人口流入と散発的な争奪戦。
――――残ったわずかなユートピアを目指す民族大移動。
5年で総人口の7割が消失、CO2の排出量低下により環境修復開始
急激な環境変化を阻止するには、クアダキ人クラスのテラホーミングが必要だけど・・・・
そんな科学力がない人類は対応できないまま滅亡寸前の深刻な状況になる。
戦争なんて事するより、食料確保・増産にもてる資源をつぎ込んだ3割の人類が残れた。
あぁ、僕ってもう邪神かもしれない。
破滅の手助けの後は、復興の手助け?




