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暗闇。
初小説です。
誤字もあるでしょうし、
読みにくい点が沢山あると思われますが
読んでいただけたら嬉しいです!
私は困っていた。
真っ暗闇のトンネルの中に
立って困っていた。
実際は明るく。
何もかもが見渡せる場所にいるのだが。
私には何も見えてない。
いや、実際には見えてるのだが。
見えている人々の顔や行動は
なんだか、テレビの向こう側のようで。
これこそ、見えてないと言っていい
そんな風に思えてくる。
私はどこからこの真っ暗闇のトンネルに
入ってきたのかよく分からない。
だけど、トンネルの向こうの方には
出口が見えている。
迷うことなんて出来ないのに
ただ、前を向いて歩けば出られるのに。
私は何故かトンネルの中で
突っ立っている。
私は何をしたいのだろうか。
外では何か笑い声がしていて、
私はそれに合わせて笑ってやる。
トンネルの中に私の笑い声が響いて
恥ずかしくなる。
どうしたもんだか。
私は困っている。