4巡目「えっ、そっちから行く?」
※漫画「ゆるキャン△」及び「mono」のネタバレを含みます。
「今回は『ゆるキャン△』のお話なのです」
「おー、山梨を『聖地』にした初めての作品と言っても過言ではないよね」
「……? 華厳の滝は出てこないのです」
「耳鼻科に行ってこい」
「今回は漫画『ゆるキャン△』単行本第1巻第1話のネタなのです」
「あー主人公の2人が本栖湖で出会ったエピソードだよね!? もしかしてあんなルート、チャリで行けるか!? って話?」
「それもそうなのですが、そんな初歩的なツッコミはここでしないのです! 確かに『mono』単行本第1巻69ページでも述べているように、距離約37㎞、高低差約770ⅿを一気に駆け上がるのは無理ゲーなのです」
「東京スカイツリーより高低差あるからなぁ……」
「問題なのは本栖湖まで行くルートが基本的に2つあるのです! で、各務原なでしこは一体どちらのルートを通ったのか? というお話なのです」
「……実にどうでもいい話だな」
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「まずは基本的な情報のおさらいなのです」
「なでしこの家は南部町南部、南部橋西交差点近くにある『空き地』だよね?」
「ハッピードリンクショップ南部2号店の目の前なのです! のどが乾いたらいつでも買いに行ける好立地なのです!」
「いや、そこまでひんぱんに行くことはないだろ」
「目的地の本栖湖は、千円札の裏側に描かれているほど景色のいい場所なのです」
「まぁそろそろ姿を消すけどな」
「そうなのですぅ~旧千円札なのですぅ~こうなったら野口英世と共闘して存続運動をするのです」
「いや無理だわ」
「ちなみに旧五千円札の樋口一葉も山梨ゆかりの人物なのです」
「へぇ、そうなの?」
「両親が甲州市出身なのです! でも一葉は一度も山梨に来たことないのです」
「ゆかり薄いなぁ……」
「話を戻して……キャンプ場のある浩庵さんは、キャンプ以外にも食堂や売店、ダイビングなどができるのです」
「えっ、ダイビング? 海なし県なのにスキューバダイビングできるの?」
「本栖湖は全国的にも珍しい『ある程度』ダイビングが楽しめるのです」
「ある程度? アルティチュード(高所)ダイビングじゃねーの?」
「そうとも言うのです」
「いやそれだよ! 高所&淡水ダイビングだよね?」
「作者もその昔お世話になったのです」
「今から30年以上も前の話だな、そういやこのお店の車に恐竜のステッカーが貼ってあるんだけど」
「実はこの本栖湖、ネッシーやクッシーみたいな恐竜(UMA)伝説があるのです」
「マジかよ」
「作者もつい先日『となりの魔法少女さん観察日記』でこの話題に触れていたのです(367話)」
「ちゃっかり宣伝してんなー」
「ちなみにゆるキャン△以降、真冬にもかかわらずここはキャンパーで混雑しているのです」
「キャンプで場所取りとかありえねー」
「ゆるキャン△などの影響でキャンプ人気が凄いのです」
「でもこの状況……他のキャンパーが少なくて静か(第1巻125ページ)な冬キャンプ好きの志摩リンが一番迷惑してるかもな」
「それは……言えてるのです」
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「で、本題! なでしこがどのルートを通ったのかというムダな考察だけど」
「それは地図を見ればわかるのですが……波高島から本栖湖までは国道300号線を通っているハズなのです」
「別名『甲州いろは坂』と言われるクネクネした急坂だよね!? 最近トンネルができたみたいだけど……あそこを自転車で上るヤツ、マジでやべーわ」
「身延町瀬戸『下部町水防倉庫』在住の志摩リンさん(笑)ですら、最初は自転車で移動……尋常じゃないと思っていたのです」
「ま、この部分は酷道300号ほぼ一択だね」
「問題は南部町の空き地から波高島までどこを通ったか……ということなのです」
「あぁー、そういやあそこって富士川を挟んで2本道があるよね?」
「そうなのです! ひとつは静岡市から甲府市に至る国道52号、もうひとつは市川三郷町から身延町に至る県道9号と富士市から身延町に至る県道10号を使ったルートなのです」
「何で静岡県側が起点になるのかいまいち腑に落ちないけど」
「結論から言うと……なでしこは国道を使ったのです」
「えっ何でわかるの?」
「しかも国道ルートは効率が悪いルートなのです」
「そうかぁ? 国道の方が早く行けるイメージだけど……」
「確かに……国道ルートはなでしこの家からアクセスしやすく道が広いのです」
「空き地の前の道を北側に向かえば国道にぶつかるよね」
「でも道が広い分、交通量も多いのです! しかも南部町と身延町の境はそこそこ坂道が続くのです」
「んーと、それを言ったら県道ルートも坂道あるよね」
「中部横断道、身延山I.C入り口付近なのです。でもグルグルマップさんを使って調べたら、なでしこの空き地から波高島トンネル(両ルートが交差する場所)まで国道ルートは約20.6㎞、県道ルートは約17.3㎞、信号も少なく交通量の少ない県道が圧倒的に有利なのです」
「で、何で国道使ったってわかるの? 証拠は?」
「それは……漫画『ゆるキャン△』単行本第3巻の冒頭で、なでしこが言ったセリフなのです!」
「えっ?」
「アウトドアショップのカリブーに立ち寄るため、野クルメンバーは身延駅で降りたのです! で、身延駅前(しょうにん通り)を見たなでしこが
『身延駅って初めて降りたけど こんな所だったんだねー レトロな町だー』
と言ったのです!」
「そういえば」
「ここは県道10号なのです! つまりなでしこが県道ルートで本栖湖に向かっていたら確実にここを通っているのです! でも初めてということは、この道は通っていないのです!」
「なるほど」
「まぁこの先に身延橋があるので、もしかしたら県道9号は通った可能性はあるのです! でも、県道10号は絶対に通っていないのです!」
「この話を読むときは、地図を見られる状態にしてねー」
「というワケで、各務原なでしこは国道52号を使って本栖湖に向かったのです♪」
「……ただそれだけのことを言うために2,400文字も使うなよ」
貴音なのです。ちなみにカリブー(のモデルになった店)は身延町内に存在しないのです。




