南瓜葡萄酒
会話だけでスタートします。
「ねぇ…エル、ホントにもう遊んでくれなの…?」
「知ってるでしょ?俺同じ子と2回は寝ないって」
「…」
「凄く良かったよ、えっと…リナちゃん?またライブも来てね。」
「エル、相変わらず入れ食い状態だなあ。裏山。」
「まぁね。妬くな、男の嫉妬はダセーぞ?」
「これ嫌味だかんね。呆れてんの。俺彼女一筋だから。」
「これ敢えてだから。一回遊ばれて終わりで平気な女しか要らなーい。面倒だし。性欲満たされたらそれでいーの。お互い様の相手しか要らないから皆様にお知らせしてんの。」
「それ、但しイケメンに限るってヤツだろ?やっぱ嫌なヤローだなお前。」
「今知った?」
「前から知ってた。」
「あっそ。」
「しかしお前、そんなタバコ吸ってて良くあんな声出せるよな。」
「まあ、顔も声も天から授かりし選ばれた者なんだろ?」
「やっぱ嫌なヤローだなお前。」
○○○○○○○○○○
「山崎〜!なあにやってんのー!もー!あはは」
「何か間違っちった!何でだろー?」
「相変わらず鈍臭いなあ〜あはは!」
「こうやんなきゃダメでしょうがーおバカだなぁ」
「まあそこが愛されキャラだよねー!」
「もっと愛して〜!凄〜く愛して〜!」
「なに時代のCMよそれ〜あはは」
「くんくん…何か山崎、タバコ臭いぞ〜!?不良か〜!?」
「俺居酒屋でバイトしてるから〜!昨日遅くに帰って疲れてそのまま寝ちゃったからゴメンちゃい!えへ」
「山崎がタバコなんて吸う訳無いじゃん!あはは!」
「こんな厚底メガネでさあ」
「こんなボサボサ頭でさあ」
「こんなネクタイカッチリ締めちゃってさあ」
「こんな太士って名前の癖にガリガリ君ででさあ」
「あり得ないからー!あはは」
「みんなひどーい!悪口しか言ってないー!」
「みんな山崎が可愛いって言ってんのー!」
「うっそだー!」
「ホントホント!」
「リコ、今週金曜行く?」
「円寺ワープロケット?」
「うんうん、エル出るよ!」
「うーん、金欠。」
「えー!一人で行くの怖いから今回ウチもパスしよっかなー。」
「ごめんね〜次は行くから。バイト頑張る!」
「そだよー!山崎見習いな!」
「なになに?何か知らないけど俺褒められた?やったー!」
「褒めてねーから!ちゃんと風呂入って寝ろよ!あはは」
「千春ー!公民の教科書持ってたら貸してー!忘れたー」
「マドカ、一応教科書持って帰ってたんだね。まあ、いいよ。貸したげる」
「サンキュ!大好き!」
「そりゃどーも。」
「河口サーン!英コミの教科書あったらウチも借りたいー!」
「ギャル仲間の神崎さん…しょうがないですねえ。はい。」
「わあ、さすが河口書店!有難トン!」
「ハイハイ。お代はやーいお茶で結構ですよ。」
「渋いねえ。河口サン。お茶だけに。」
「ねえねえ、アオバー!know Aってバンド知ってるー?」
「うん!知ってるよー!結構好き!」
「今度の金曜さー、高円寺の…」
名前の元ネタはあの凸凹カップルです…