表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sounding Dreams - 再び巡り逢う音 -  作者: 蒼月 美海
カケラ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/86

第72奏:最高の音楽を

「……雅さん、あの、これ……」


練習が始まる前、琴音は紙袋を差し出した。


「わたくしに? ありがとうございますわ」


 雅は紙袋を受け取り、中から取り出すと素朴な包装に包まれた焼き菓子で、それを見た雅は嬉しそうに微笑んだ。


「……わたくし、このような心遣いは初めてで、とても嬉しいですわ」


 そう言って、雅は傍らに控えていた執事の桐生に声をかけた。


「桐生、休憩の時に、皆様に紅茶を淹れて差し上げて。わたくしは、こちらの焼き菓子を頂きますわ」


「かしこまりました」


 桐生は雅から紙袋を受け取ると、恭しく頭を下げ、スタジオを後にした。


「さあ、お話しはこれくらいにして、練習を始めましょうか」


 そして雅は改めて、三人をドラムセットの前に誘う。

 そこには『Ablaze』のライブの時に使用したのと同じのドラムセットが鎮座していた。


「皆様をこのスタジオで練習することに提案したのは、理由がございますの」


 雅はそう前置きをし、三人の目をまっすぐに見つめる。


「貴女方の才能を最大限に引き出すために、わたくしは最高の環境を整えました。さあ、最高の音楽を創り出しましょう」


 その言葉に、三人の胸は高鳴りだす。

 最高の環境で、四人での本格的な練習が始まった。

 文化祭ライブの成功に向けて、四人の音は、一つに重なり合っていく。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。

よければブックマークとご感想、お待ちしております。


毎日午後5時30分に更新しております。

次回の更新は、第73奏:それぞれの才能、12月27日土曜日午後5時30分です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ