第5話「悪霊ゼノン現れる。」
第5話「悪霊ゼノン現る。」
ケイン達の目の前に、漆黒のマントを羽織った、男の人らしき声の男の人が、姿を現すと、どんどんケイン達の所まで歩いてやって来ると「よ、ケイン、久しぶりだな、やっと探し出したぞ。」と、ケインに話し掛けて来て、その漆黒のマントを羽織っていた男は、ケインの事を知っているみたいだった。「き、貴様は、悪霊ゼノン、やっぱり、生きていやがったか、な、何で、貴様が、此処にいるんだ。」「何で、此処にいるんだって、貴様を殺しに来たんだよ、俺は、1度、貴様に殺されているんだ、貴様に復讐する達に、ずっと貴様を探し回っていたんだぞ。」悪霊達の中に、人間の様に知性を持っている悪霊もいて、普通の悪霊と比べると、とても恐ろしい力を持っていて、悪霊ゼノンも、その悪霊の1人で、そして、悪霊ゼノンは、悪霊刹那の暗殺部隊組織、悪霊刹那7人衆の1人で、悪霊刹那7人衆達は、其々、特殊能力を持っていて、悪霊魔術師達を苦しめていた。「やっぱり、悪霊刹那は、蘇ったみたいだな、くそ、あの時、俺が、悪霊刹那を倒したが、一体どうやって、悪霊刹那は、蘇ったんだ。」「そんな事を知ってどうする、どうせ、貴様は、俺に殺されるんだからな、ん?其処にいるのは、セシリとリーノじゃないか、久しぶりだな、相変わらず、2人共、良い女だな。」「悪霊ゼノン、やっぱり生きていたのね。」「ち、悪霊ゼノン、やっぱり、生きていたのか、わざわざ、また、ケインに殺されに来たのか。」「ち、リーノ、相変わらず、威勢が良いな。」「早く、掛かって来いよ、ゼノン、私が相手してやるよ。」リーノは、右腕に身に付けていた、黒い腕時計の小さなボタンを押した瞬間、リーノは、黒装束のマントを羽織って、腰の脇出しの辺りに白い鞘があって、白い鞘から、右手で白い剣を抜き出し、悪霊ゼノンに向かって剣を向けて、悪霊ゼノンに斬り掛かろうしていたが、リーノは、中々、悪霊ゼノンに、攻撃を仕掛けられなくて、そんなリーノの様子を、悪霊ゼノンは、漆黒のマントで顔を隠しながら、不敵な笑みを浮かべていた。「ん?どうした、リーノ、何を耐えらっているんだ、早く、攻撃をして来いよ。」リーノは、頭の中で「な、何だ、此奴、以前よりも、力が上がっているみたいだ、く、くそ、駄目だ、攻撃をする隙が全くない、どうする。」ずっと考えながら、以前よりも、力が上がっている、ゼノンに、リーノは、戸惑っていた。「おい、さっさと、攻撃を仕掛けて来いよ。」ゼノンは、リーノに襲い掛かろとすると、漆黒のマントから、顔を出して、銀色の長い髪を靡かせながら、両眼の色は、黒色と紫色の、2つの色が混ざっていて、鋭い目線で、リーノを睨み付け、漆黒のマントを脱ぎ捨てると、黒い服を着ていて、物凄い肉体をしていて、とても身長が高く、ゼノンの体中が、黒い黒煙の炎に包まれ、ゼノンの右手が、黒い黒煙の炎に包まれ、ゼノンが、殴り掛かって来て、リーノは、白い剣で受け止めていたが、悪霊ゼノンの、激しい攻撃に耐え切れず、遠くに飛ばされてしまった。「おい、リーノ、大丈夫か、な、何だ、今の黒い黒煙の炎は、ゼノンの奴、やっぱり、以前よりも、力が上がっていやがる。」「ん?ケイン、どうしたんだ、そんな驚いた顔をして、どうやら、貴様は、俺の力が、上がっている事に気付いたみたいだな。」と、その時、リーノが飛ばされてしまった方角から、物凄い突風が、ゼノンに向かって行くと、燃え広がっている炎を全て消し去り、物凄い突風を、真面に喰らってしまったゼノンは「ぐわあああー。」右腕が引き裂かれ、痛みに耐え切れず、悶え苦しみながら、その場に蹲っていて、そして、勝ち誇った表情をしながら、白い剣を地面に引き摺ったまま、リーノが姿を現した。「ハア、ハア、ハア、ゼ、ゼノン、ゆ、油断し過ぎなんだよ。」「リ、リーノ、き、貴様、やってくれるじゃないか。」ゼノンは、痛みに耐え切れず、悶え苦しみながら、まだその場に蹲っていたが、素早く起き上がり、不的な笑みを浮かべながら、ずっとリーノを見ていて、引き裂かれてしまって、ゼノンの右腕がどんどん再生していた。「何が、油断し過ぎなんだよ、別に俺は、油断なんてしていないぞ、少し様子を見ていただけだ、こんな程度の攻撃で、俺が倒せるはずないだろ。」「く、くそ、私の魔力の力が弱かったのか、完全に彼奴の右腕を引き裂く事が出来なった。」「俺は、ケインを殺しに来たんだよ、邪魔をするなよ、リーノ、ま、良いか、どうせ、貴様らは、俺に殺されるんだからな。」と、その時、ゼノンは、物凄い勢いで、リーノに襲い掛かろとすると、リーノは、白い剣で、ゼノンの攻撃を受け止めたが、思いっ切り、右手を振り払い、握り締めたリーノの白い剣は、遠くに飛ばされてしまって、リーノは、全く抵抗出来ずに、一方的にゼノンに殴られていて、リーノは、ケインと同じ力を持っている、悪霊魔術師だったが、そんなリーノは、以前よりも、力が上がっているゼノンに、全く抵抗が出来なかった。そして、リーノが、ゼノンに一方的に殴られていると、ゼノンの後ろから、ケインが、右手に握り締めていた、白い剣で、ゼノンに斬り掛かろうとしたが、ゼノンは素早くケインの攻撃を交わした。「リ、リーノ、大丈夫か。」「ケ、ケイン、す、済まない、手も足も出なかったよ、あ、彼奴、い、以前よりも、強くなっているよ。」「リーノ、余り、話すな、セシリ、リーノの、傷の手当をしてくれ。」セシリは、急いで、リーノの所まで駆け寄ると、両手でリーノの体に触れると、リーノの体は白い光に包まれ、リーノの体の傷がどんどん治って行って、リーノは、ゆっくりと、起き上がった。「ありがとう、セシリ、助かったよ、おい、ケイン、ゼノンと戦うんだったら、気を付けろよ。」「ああ、分かっているよ、おい、ゼノン、貴様に聞きたい事がある。」「何だ。」「貴様は、沢山の悪霊達を連れて来て、この村を襲って、村の皆んなを殺したのか。」「ああ、そうだ、本当なら、俺1人で、この村の人間を皆殺しに出来るんだが、貴様の悔しそうな顔が見たかったから、沢山の悪霊達を連れて来て、村の人間を皆殺しにしたんだよ。」「そうか。」と、その時、ケインの体は、黄色の閃光の光に包まれて、右手に握り締めていた、白い剣に、黄色の閃光の光が包まれると「攻撃術式、閃光一閃斬。」ゼノンに向かって、思いっ切り、白い剣を振り下ろし、ゼノンの体を切り裂いたと思っていたが、ゼノンは右手で攻撃を受け止めたまま、思いっ切り、左手で、ケインのお腹の辺りを殴って、ケインは、物凄い勢いで、遠くへ飛ばされてしまった、そして、ゼノンは、遠くへ飛ばされてしまって、ケインの所まで飛んで行って、両手で、ケインを殴り続けていたが、ケインは、白い剣で受け止めていた、しかし、ケインは、次第にゼノンの攻撃に押され始めて、またケインは、遠くに飛ばされてしまった。「どうした、ケイン、貴様の力は、そんな程度じゃないだろ。」遠くに飛ばされてしまったケインは、痛みを堪えながら、ゆっくりと起き上がった。「ハア、ハア、ハア、ゼ、ゼノンの奴、と、とても、強くなっているな、しかし、俺は、負ける訳にはいかない、攻撃術式、雷鳴乱れ斬り。」空がどんどん暗くなって来て、物凄い音で、雷が落ちて来て、ケインは白い剣で、雷を受け止めたまま、ゼノンに向かって、何度も何度も剣を振り下ろしていたが、ゼノンは、全ての剣撃を、右手に受け止めていた、そんな2人の戦いを、遠くから、セシリとリーノが見ていた。「そ、そんな、あのケインが、ゼノンに圧倒的に押されているなんて、私、ケインを、助けに行きたいけど、全く隙がない、駄目だ、ねぇ、どうする、セシリ。」「もう少し様子を見よう、ケインが、危なくなったら、助けに行くわ。」それまで、ケインが、やられなければ良いんだけど。」「其れにしても、ゼノン、以前と戦った時よりも、数段強くなっているわね。」「どうした、ケイン、随分と辛そうじゃないか。」ケインは頭の中で「ハア、ハア、ハア、く、くそ、駄目だ、俺の攻撃が、全然、通用しない、ま、まさか、ここまで強くなっているなんて、や、やばいな、このままだと、俺は、ゼノンにやられてしまうな。」と、ずっと考えていて、ゼノンの圧倒的な強さの前に、ケインは、もう、このまま、ゼノンにやられるんだと、追い込まれていた。