明は呼び出し喰らうのは5割問題、3割告白、2割カツアゲだと思っていた。
美久地:よく来たね明くんアリスと美穂もここへ呼んだらどうなんだ?
生徒会室へ向かった僕はとんでもないものを見てしまった。
明:って美久地さん(あんた)が生徒会長かい!
美久地:何を言ってるんだい私は生徒会長などではない、ただ近くの部屋がここでここの一番良い席に座っただけよ
明:でなんですか用事って
美久地:よく来たね明くん
明:それはさっきやりました
美久地:そうか……なら、君の作戦は見事暴露された
明:あっそのノリ続けるんですね
美久地さんはコホンと1回咳をして左足を上に組んだ
美久地:それでは本題よ!
明:さっさと用件を話してください
美久地:えぇそのつもりよ……でもまさかあなたがあんな嘘をつくなんてね
僕は右手で頭をかきながら困ったなと表現をした
明:でもあの場合そうするしかないじゃないですか!
美久地さんはえぇそうねと良い僕に対してはじめて笑顔を見せた。
そしてわたし達は扉に耳を当てて話を聞いていた。
智子:早速生徒会室に乗り込むわよ! カメラも用意したし何かやってたら激写して生徒会長のところだけを新聞部に送り付けてやる! っふふふ
ダメだアリス先輩が壊れた。
もしこれがわたしの嘘だとばれたら……まずい事になりそう。
それだけは止めなくては
美穂:アリス先輩ちょっと待って、待ってください
智子:どうしたの? 美穂ちゃん突撃しないの? もしかしてさっきのって……
目の色が無くなってる……こわ
美穂:ほら、もしかしたら本当にただの用事かもしれないじゃないですか?
智子:確かに?
美穂:ねぇ? ここは一つ聞き耳をたてるのはどうかと思うんすよ?
智子:なんだか丸め込まれてる気もするけど……
美穂:そんなことないですよほら耳を当てて聞いてください! ねっ?
わたしはアリス先輩の後ろで周りを見張りアリス先輩は扉越しに話を聞き始めた。
美久地:……なら君の作戦は全て暴露された
あたしはどすんと扉の前で尻もちを着いた。
なんでっ!あたしの作戦は誰にもバレていないはずなのに何故生徒会長に!?
美穂:どうしたんですか? アリス先輩
智子:大丈夫……なんでもないわ
アリス先輩が何かダメージを受けてる! もしや先輩達中で……
美穂:アリス先輩変わって下さい!
美久地:でもまさかあなたがあんな嘘をつくなんてね。
かはっ
美穂ちゃんが何故かクリティカルヒットを喰らっている!?
智子:あのそっちこそ大丈夫?
美穂:大丈夫ですよアリス先輩!
智子:本当に―――
美穂:大丈夫ですから!智子先輩!
智子:やっぱり様子変じゃん! それに私の事智子先輩って言ってたし
美久地:まさか明くんが一生童貞なのを偽って一生独身って言うなんてね?
明:なんで知ってって言わないで下さいよ! もし誰かに聞かれたら
その瞬間ドアがバタンと開いて美穂と智子が勢いよく入ってきた。