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スクールカースト最上位に君臨するイケメン男子の裏の顔。


ユーマが色々話してくれた翌日の

放課後。

図書館で英語の勉強をしてからひとりで帰ろうとしてた俺に、先に図書室にいたクラスの地味女子の山下カナコが、心配そうな顔して

俺を見つけて近寄って来た。


「シンジくん、いいところに来た!」


「ん?なんか俺に用?」


「うん!いま、大慌て教室に戻ってシンジくんのこと呼びに行こうと思っていたの!」


「どうした?」


「あのね、ちょっと聞き間違えなら

いいとは思うんだけどさ、、」


「藤島くんとその仲間ふたりがこんな会話をしてたの、さっき私、本探してて偶然にも聞いちゃったの」


「なんて言ってた?」


「と、とにかく、歩きながら話すね...!

真島マヒロさん、心配だから」


「とりあえず、真島さんのクラス行こ」


小走りでふたりしてマヒロのクラスに向かった。俺とマヒロは違うクラスで。



廊下で、山下カナコはこんなことを話してくれた。俺らふたり、一階から二階への階段を駆け上がる。


「これから、

真島マヒロ、体育館の倉庫に呼び出して

いやらしいことしちまおうぜ!」


「教室にいなかったら、明日でもいいや」


「なにしろさ、この俺様を振るとか、

身の程を知れっていうんだ!

それになんだ、俺が陰キャな山吹シンジに

男として負けるとか、頭にきたからよ、

ちったあ、痛い目、見せてやろうぜ」


「いやでも、藤島。

もし、先生の耳に入ったらどうするよ?

よくて休学、悪くて停学じゃね?」



「ふん、そんなのな、かなりこわい目に遭わせりゃ、先生にチクるなんて気にもなんねぇだろ。大体な俺、昨日分かったんだよ。

真島マヒロは見た目派手だけど。

中身は滅茶苦茶大人しいってことをな。

もしバレてもさ、親の金で揉み消せばいいだろ!」




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