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2人の幻想物語  作者: ケッポロー
序章 2人の幻想入り
4/5

第4話 少女の幻想入り 後編

3話の続きです。


第4話、どうぞ。



「電撃を…扱う…程度の能力…」

なんとも反応しづらい能力。

「電撃、つまり電気を使うことができる…ということですか?」

「そうね、使うほかに操ることもできる。なによりあなたには電気耐性があるのよ。」

私は驚いた。操ることも出来れば耐性も持っている。


すると、紫さんからこんなことを聞かれた。

「あなた最近、えっとスマホだったかしら?その充電がすぐ無くなることなかったかしら?」

私は考えた。確かに、使ってないのに持っているだけで充電が減っていることがあった。

「すごいですね。紫さんは、いつから私を見ていたんですか?」

「3ヶ月前ぐらいに霊力を感じて今に至るわ。」

私は、紫さんと普通に話していた。

「ということで、今から来てもらうわ」

と、紫さんは言った。

「え!?今から?」

「えぇ、そうよ。だからここにいるのよ。」

「待って!?明日学校があるんだけど!」

「あなたに拒否権は…ないのよ♡」

と笑顔で私を引き()り込む紫さん。反抗するが…

「ちょっ、まっ、いやーーー!!」




そして、今に至る。


「あぁもう、紫さん私を勝手に引き摺り込んでどっか行っちゃうし…」

そう、紫さんは「私は忙しいから、ここからは1人で頑張ってね!」と言ってどこかへ行ってしまった。

私は、幻想郷(ここ)の人物は少しだけ知っているだけで地形までは知らないのだ。

「ここ…どこだろう…?」

私は木のたくさんあるところをさ迷っていた。

暗い中を、ずっと歩いているため疲れが溜まっていた。

(誰かぁ〜助けてよぉ〜)

と私は泣きそうになりながら思っていた。

すると、

「あやや、何か記事になることが起こると思ったんですがぁ、こんなところに人間がいるなんて…」

と、上から女の人の声がしたから見上げた。

一次は助かると思っていた…が、幻想郷(ここ)には妖怪がいることを知っている。その瞬間、恐怖で私の足が動かなくなってしまった。

女の人が、降りてきた。

「あやや、大丈夫ですか?」

「……でください。」

ボソボソと言ったあと、相手に聞こえるぐらいの声で、

「襲わないでください!」

私の頭の中は真っ白になり、混乱していた。


「あやや、大丈夫ですよ。(わたくし)、こういう者ですぅ。」 

と、女の人は何かを差し出した。

「名…刺…?……文々丸…新聞?」

「はい。文々。新聞、記者の射命丸文(しゃめいまるあや)と言います。見た感じ、かなり困っているようでしたが…」

「うぅぅぅ!そうなんですぅ!!」

私は安心したのか、大泣きしてしまった。

心が落ち着くまで数分かかった。

「それで、知優さん。何があったんですか?」

「それが……」

私は文さんに説明した。

「なるほど、紫さんに誘拐(ゆうかい)され、放置されたっと」

「はい、そうなんです。」

「外の世界の人とは…本当なら博麗神社に行ってもらうのが妥当ですが、もうすぐ朝方の5時になるくらいだけど暗いから危ないし……」

文さんは少し考えて、

「守矢神社に行きましょう。ここからなら歩いてすぐに着くので。」

「分かりました。」

私たちは、歩いた。すると…

本当に神社があった。

「守矢…神社…………」

私の視界が真っ暗に…………




私は目を覚ます。建物の中にいた。

「大丈夫ですか?」

と、緑の髪の女の人は心配そうに声をかける。

「あ、はい。えっと私は……」

「文さんと一緒にここ、守矢神社の鳥居まで来たあと倒れてしまったんですよ。覚えていますか?」

そうだ、私は守矢神社(ここ)に着くまでの間、恐怖と不安で押し潰されそうになっていた。それが一気に解放されて、その安心感で倒れてしまったのだろう。

「す、すみません。あの、どのくらい寝てました?」

「3時間程です。」

「ごめんなさい……」

「大丈夫ですよ。私、守矢神社(ここ)の巫女をやっております。東風谷(こちや)早苗(さなえ)と言います。」




  ここから、2人の物語が動き出す…


読んでいただきありがとうございました。

感想など書いていただけるとありがたいです。

次回がいつになるかわかりませんが、待っていただけるとありがたいです。

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