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2人の幻想物語  作者: ケッポロー
序章 2人の幻想入り
3/5

第3話 少女の幻想入り 前編

書いていて疲れてしまったので、前後編で分けます。

ごめんなさい。


第3話、どうぞ。



私は…山?をさ迷っていた。

「ここ…どこだろう…?」

夜だからなのか、とても気味が悪くここから早く出たいと思っていた。

なぜこんなところをさ迷っているのか、それは数時間前に(さかのぼ)る…






私の名前は、雷坂知優(らいさかちひろ)。普通の高校2年生…のはず。

私は高校の宿題を終えたあと、友達と楽しく通話をしていた。

時間は、夜中の1時を過ぎようとしていた。

「…だよねぇ。あぁあ、もう1時だぁ。」

「じゃあ、そろそろ寝よっか。」

「そうだね、また明日。」

「うん、また明日。」

友達との通話を終え、明日も学校があるためすぐに寝ようとしていた。

そのときだ、あの女性が現れたのは…



「あら、今から寝るところ感じかしら?」

と、知らない声がした。声がした方向を見ると知らない人がいた。

私は、どうしたらいいのか分からなくなりとりあえず大声を出そうとした。

「きゃんんんんんんんんー!!」

女性は私の口を強く抑えてきた。

「大声を出すのは、こちらとしても困るのよね…」

「んんん!んんんんんん!」

私は、苦しくなり彼女を叩いた。

「あら、ごめんなさい。」女性は謝った。

(それにしてもこの服装…どこかで見たことがあるような、ないような……)

私が考えていると、彼女は話し始めた。

「とりあえず、自己紹介するわ。八雲紫よ。よろしくね()()()()。」

何故かその女性は、私の名前を知っていた。私はこの人を知らない。

知らな…い…はずなのに…何か見覚えがあった。

(八雲…紫…………あ!)

「ま、まさか?!」

驚きと同時に少し嫌なことを思い出した……が、話は進む。

「そういうこと」

と、紫は誇らしげに答えた。

「ほ、本物ですか?」

「本物よ、失礼ねぇ。こんな部屋に隠れることすら出来っこないわよ。」

「た、確かに…」

私は、アパートに住んでいる。押入れの無い小さな部屋だ。

(本物…すごいなぁ)

私は少し感動していた。だって、二次元の世界の人だと思っていたのだから。

感動と同時に罪悪感も感じていた。話は進む。

「それで、私に何の用があってここまで来たんですか?」

と質問すると、

「単刀直入に言うわ……あなたには、幻想郷に来てもらうわ。」


「はい?」

私は、困惑していた。幻想郷に…行く?何で私が…?

「えっと、何でですか?」

と問いかけると、

「あら?気づいていないのかしら?」

「えっ?」

「あなた、能力をもっているのよ。」

「はぁ!?」

私は驚いた。普通の人間が能力を持つことがあるのか…と。

「正直、私も驚いているわ。でもそれが真実だから、受け入れるしかないわね。それと、暴発されても困るしね。」

この言葉を聞き、確かに思ったと同時に疑問がうまれた。

「あの、暴発というのは?」

「あなた方、ここの世界の人たちは自分が能力を持っているかそういうのは、わからないのよ。」

「何でですか?」

と問いかけると、

「私たちのいる幻想郷は、ここの世界より空気中に霊力があるよ。幻想郷(あっち)だと、一定の量を感じることができる。だけど、ここは霊力が不安定すぎていつ多くの霊力を感じてもおかしくないのよ。感じすぎると、能力が暴発して下手したら…()()()ことになるかもね。」

私はその話を聞き、ゾクッと背筋に寒気が走った。

そのあと私は、

「えっと、それで私の能力ってなんですか?」


紫は言う……

「名前をつけるなら……『電撃を扱う程度の能力』よ。」



後編も頑張ります。

感想や質問も書いていただけるとありがたいです。

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