第2話 幻想入り
結構頑張って、作っていますが時間がかかります。すみません。
それでは、第2話どうぞ。
次の日……
(はぁ…なんでこんなことになってしまったんだ……)
そう思いながら、いろいろなことを考えていた……
が、思い出すのは、自分の名前、年齢、そしてトラック事故についてだけ………
他のことを思い出そうとすると、何か靄のようなものしか見えなかった。
目を覚まして2日目の朝、
僕の身体は、歩くことが出来るようになるまで回復した。
(永琳さんには感謝しなきゃ…)
と思いながら、リハビリに励んでいた。
僕のことを治療をしてくれて、尚且つリハビリのときも支えてくれた、八意永琳さん。
ここ、永遠亭の医師だ。忙しいはずなのに、僕につきっぱなし。どうお礼をすればいいのか…考えていた。
もう夜になろうとしていた。
「薬を飲んで早く寝なさい。明日は早く起きてもらうから。」
「あ、はい。わかりました。」
そう言って、僕は眠りについた。
――恵喜、親切にしてくれた人たちを大切にするのよ。そうすれば貴方もきっと幸せになれるわ。
不思議な声がした。何か懐かしいような…
しかし、何も思い出せない。
(待って!あなたは誰なの!?)
――ふふっ、時期にわかりますよ……ここまでのようです。頑張ってくださいね。
(待ってくれ!僕を一人にしないでー!お願い!まっ……)
「待ってくれーーー!!………はぁ、はぁ、はぁ…」
「大丈夫!?結構魘されていたようだけど…」
「え…あ、はい。すみません、大丈夫です。とても不思議な夢を……」
「大丈夫なら、いいわ。」
あの声は、いったいなんだったのか…わからないから、戸惑っていた。
「それより、貴方に客よ。」
客?誰だろうっと思っていると、
「身体の調子はどうかしら?」
そこには、大きな赤いリボンをした黒髪の少女がいた。
「おかげさまで、普通に動けるようになりました。」
と、話した。
「そう、ならよかったわ。自己紹介がまだだったわね。私は、博麗霊夢よ。博麗神社の巫女よ。」
博麗…神社…?博麗…霊夢…?聞いたことのあるようなないような…
「あ、えっと、天内恵喜です。」
「タメ口でいいわ。それで、貴方が目を覚ましたときに少しは察しているのだけれど、何か覚えていることとかあるかしら。」
霊夢に、聞かれ覚えていることすべてはなした。すると霊夢は、
「やっぱりね。紫の言っていたように記憶喪失ね。でも、不思議ね。すべての記憶が無くなっているのかと思ったわ。」
紫?誰だろうっと僕は思っていた。
「貴方に言っておくわ。ここは、貴方が本当に住んでいた世界じゃないわ。ここは、幻想郷よ。」
「……幻…想…郷…?」
この単語も聞いたことがあるようなないような、何も思い出せない……
「まぁ、幻想郷については詳しく教えてあげるわ。」
僕は、幻想郷について説明を聞くことに……
恵喜が説明を聞こうとしている頃、
とある山で一人の少女がさ迷っていた。
彼女はいったい何者なのか……
次のお話は、知優の最初のお話。
不定期ですので、気長に待っていただけると幸いです。