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第十九話 ポーションを探せ!!

俺たちは階段を降りて早歩きでどんどん進み、伊藤さんにメモを渡してマッピングを頼み、玲奈ちゃんには子ゴブリンの世話を頼んだ


別れ道の度に行って戻ってを繰り返して、まだ行っていない道を全て隈無く探す。幾つも幾つも回ってやっと一つポーションを見つけ出す事が出来、伊藤さんのお母さんに使ったのは良いが他の部屋は全てゴブリンやコボルト、オークの部屋で何も見つからなかった


コボルトは素早くて鬱陶しいが、オークよりも弱くこちらの方がレベルも高くて若干素早さも勝っていたので、時間はかかってしまったがほんの少しの怪我を負うだけで全滅させた


行っていない道や部屋がなくなり下の階層に向かう

ここで玲奈ちゃんの魔力が大分回復したので状態の酷い順に治癒を使ってもらい、また先を急ぐ



二階層の最初の部屋では所謂トレントと言われる木のモンスターが二体だけ出て来た


何故二体だけ?とは思ったが戦ってみて理解させられた

単純に強い!鞭の様に腕?枝?をしならせながら攻撃してくるので軌道が読みにくいんだ!!


しかも、こちらは三人を背負う人も守りながらの戦闘で苦戦したが、その中で活躍したのが詩音ちゃんだった!

やはり火魔法は木のモンスターには効果は抜群だ!!

イグニッションにより燃える体や腕をもがき振り回すもんだからもう一体に攻撃が当たり同時に炎が燃え移ったもんだから意識がこちらから逸れ、その隙に集中攻撃して倒してやった!


だが、こちらも無事とは言えないくらいにトレントの鞭の様な攻撃を何発も食らってしまい休憩を余儀なくされてしまった


「まだ三人には回復が必要ね。せめて目が覚めてくれたら水や食べ物もあげられるのに…」


「もう少し休めば二回は治癒も使えそうなんですけど誰の状態が一番悪いか教えてもらえますか?」


「んー…お父さんかしらね……次にお母さんね…真由美ちゃんのお兄さんはもう少しで大丈夫そうよ」


「本当ですか!?あ、ありがとうございます!」


「若いから回復力があるのかしら?…関係あるのかは分からないけどね。それに…まだご両親の容態が悪いんだから油断は禁物よ?」


「あ…はい…」

母さんと玲奈ちゃんの会話を離れた所から聞いていた伊藤さんが食い付き気味に反応するが母さんにまだ安心は出来ないと諭され、少し落ち込んでしまった


「まゆ…きっと助かるよ。信じていよう?」


「うん…」

まゆ、と言うのは伊藤さんのあだ名らしいな

そう呼べるくらいに二人は仲が良いんだろうな…羨ましい……!

百合百合な展開はないのだろうか……っとそれよりも


「ところで二人はどれくらいレベル上がった?」


「ん、今はレベル8だよ?」


「了解。それなら二人も戦える様にはなれたかな?弱いモンスターから相手に戦ってもらうから心の準備は一応しておいて」


「う、うん。大丈夫かな?」


「力だけはその辺の弱いモンスターよりは確実に上だから自信を持ってやってくれれば大丈夫だよ」


暗い雰囲気は苦手な俺は佐々木さんと伊藤さんの会話に割り込み、二人にも戦う心構えをする様に伝えた。それから昼食も兼ねた休憩を終えて一行は探索を開始して幾つかの部屋を通過して行くと見覚えのある湖のある部屋に出た


ここまでにハイポーションを一つ手に入れて、伊藤さんのお母さんには玲奈ちゃんによる治癒が施されていたのでお父さん、お兄さんにハイポーション一本を半分ずつ使用した


これらにより伊藤さんのお父さん、お母さんも安定した様子で伊藤さんは凄くホッとしていた。


その時にお兄さんは一時的に目を覚ましたが少し水を飲んだ後、再び眠った



これで急ぐ必要がなくなり、慎重にダンジョンの中を進むことになったのだが、この湖のある部屋に出たと言うことは家と同じ様に次がボス部屋の可能性があるのだ


そう思いゆっくりと次の部屋の扉を探りながら開けると普通のモンスター部屋で少し安心しながらも気を引き締めなおして戦闘に励み先へ進んだ


前に入ったレベル2のダンジョンより大きいんじゃないか?と思い皆に聞いてみると声を揃えて「「そういえば…!」」って言ってた


「そんな関心してないでもっと注意深く見てよね。

前のレベル2ダンジョンとも少し違うんだからさ」


「兄ちゃん、そうなのか?」


「ほら、この壁の色も土の質も微妙に違うだろ?」


「そんな細かいの見ないし分かんねえよ!笑」


などと光と喋りながら進み、左右に別れたT地路に出て右に行ってみるがモンスターの部屋があり、その先には行き止まりの通路があるだけだった


次に道を戻って左に行ってみるが暫く道なりに歩くと何も無い行き止まりに突き当たったぞ?


なんだ普通の行き止まりなのかと思って何処かにあるであろう隠し通路を探しに引き返そうとしたが、光はその場を動こうとせず行き止まりとなっている壁をじっと見つめつつ手で壁をペタペタと触り何かを調べている様子だった


仕方ないなと皆で見守っていると次の瞬間、光が触れた壁がガコンッ!とヘコみ壁が急に横にズレて通路が現れて先へ行ける様になった………恐る恐る先を少し覗いて罠を警戒していたが、何もなくただ道が続いているだけだったので慎重に先に進んでみると部屋が一つだけあり、中には幾つもの宝箱が置いてあった


ここでも興奮した光が勝手に突撃しようとするのを俺と父さんで引き止めつつ部屋の全てを光に調べさせたが罠らしい物は何も見当たらなかった


次に、宝箱を調べさせてみると真ん中に置かれた宝箱の一つだけに罠が仕掛けられている事が分かり、解除させて蓋を開けるとダンジョンコア程の大きさのある虹色に光る水晶が入っていた


これを母さんに鑑定してもらうとスキルオーブと出たそうだがスキルランクがまだ低いのか詳しくは分からず、また使用方法も分からなかったので母さんのアイテムボックスに他の宝箱の中身と一緒に持っていてもらおうかと合計8個の宝箱全てを皆で開けていった


中にはハイポーション二個やエーテル、エリクサーなど、異世界物が好きな者としてはどうしても興奮を覚えてしまう

他にも異世界定番の鉱石であるミスリルまでもが原石で出てきたりしたもんだから光は大喜びだ


とりあえず伊藤さんのお父さんとお母さんに手に入れたハイポーション二本をなんとか無理やり飲ませて回復させた

お兄さんには玲奈ちゃんが回復した魔力を使用して治癒を使ってもらい大分回復してきていた


母さんの鑑定でも伊藤さんの両親は良くなっているらしく、もう安心していいよと言われた美少女二人が喜びのあまり泣きだした


他の宝箱二つからは少し小さめの緑色の石と、薄い緑色のナイフが出た

これらを母さんに鑑定してもらったら緑色の石は風の精霊石とかいう石だったようで、用途が分からないのでおいておく

もう一つの薄緑のナイフはミスリルのナイフだった!

これらをどうするか皆と相談していたらグリードが風の精霊石を見つめながら「クゥーン…」と物欲しそうな声を出していた


その様子を見た美優が「使い道が分かるかもしれないからグリードにあげてみてもいい?」かと聞いてきたので、俺としては使い道が分かるなら良いかと思って石を持っていた母さに声をかけてグリードにあげてみると地面に置かれた石を懸命に右前脚の爪でカリカリ引っ掻き、パンパンと肉球で叩きだした。笑


は?遊びたかっただけかよ!?と思ったその時、石に幾つかのヒビが入りだした!


それでも構わずグリードはひたすら「わん!わふ!」と吠えながらヒビを広げるかの様に引っ掻き、叩きを繰り返した…いつまでやるんだよ?いい加減にしろよと止めようとしたらいきなり石が砕け散り、緑色の強烈な光が発せられる!!



不意に発せられた光に皆が目を瞑っていると「やっと出れたー!」と言う少し高めの男の声がどこからともなく聞こえる


光が収まり、皆で辺りを見回すが何者も見当たらない


不思議に思った美優がグリードの姿を探すと宙を見上げているのを発見し、何かが浮いているのを見つけた


美優に声をかけられ皆で近付いてみるとなんと5センチ程の羽の生えた小人が飛んでいるのだ!


そんなファンタジー生物を見てこの二人が大人しくしているはずがない

「うぉー!精霊って奴じやんか!すげぇ!!」ワクワク


「ふむ、温暖化の進んだこんな地球によく精霊が沸いてきたもんだな。笑」ワクワク


「沸いてきたって…お兄ちゃん。苦笑

あ、精霊さんだよね?さっき喋ったの」


「うん!そうだよ!!僕はあの石に閉じ込められてたんだ!出してくれたの君たちだよね!?ありがとう!

僕は風の精霊のシルフだよ!!」


「精霊さんが閉じ込められてたのは何でなの?

ここはダンジョンでモンスターがいっぱいだし危ないから良かったら私たちと一緒に来ない?」


「えっ良いの!?やったー!君たちは良い人そうだから仲間に入れてもらおうかな!」

美優とシルフは何とも呑気な雰囲気で楽しそうに会話をしている所で、俺も声をかけてみることにした


「そうか、俺は康介だ、よろしくな。

こっちが妹の美優でそっちの小さいのが光と玲奈ちゃんで、この子が詩音ちゃんで、これが俺の父さんと母さん。そして、この子達のお母さんの理沙さん、こっちの子が佐々木 春奈さんと伊藤 真由美さんで、気を失ってるのが真由美さんの家族だ。仲良くしてやってくれ」


「分かったよ!皆、よろしくね!」


「なぁなぁ!シルフって風の精霊なんだよな?だったら風魔法とか得意なのか?」


「うん、得意だよ!というか逆に言えば風以外は全く使えないんだけどね!アハハ……苦笑」


「何か明るくて良く喋る精霊だな」


「そうね、ふふふ…」

光とシルフの様子を見ていた父さんと母さんは穏やかな顔で会話をしているが、俺はちょいと精霊さんに聞きたい事があるんだよ


「なあ、シルフに聞きたいんだけど、母さんが持ってるスキルオーブってどうやって使うのか分かるか?」


「うぇっ!?スキルオーブ!??めちゃくちゃ珍しい物が手に入ったんだね!凄いよ!

それは使用者のジョブに合ったスキルを無条件に取得、又はランクアップさせてくれるアイテムだよ!!

そんなの持ってたら価値を知ってる人間から狙われるから、さっさと使っちゃった方が良いかな!」


「え…そんなに!?」


「それなら誰かが早く使っちゃった方が良いのかな?」


「でも誰が使うの?」

美優、佐々木さん、玲奈ちゃんの順で声をあげる


「それならDPを使いそうな詩音ちゃんに使って良いか?魔法をいっぱい覚えてもらってレベル上げたら後に火力も一気に上がりそうだし」


そして皆の賛同が得られてシルフに使い方を教えてもらい、詩音ちゃんに使ってもらった

効果は後のお楽しみってな!笑


「あ、そう言えばシルフのステータスってどれくらい?良かったら教えてくれないか?」


「うん、別に構わないよ。ほいっ」


========================


名前:シルフ(726) 種族 精霊

レベル:59 ジョブ:精霊魔法使いレベル57

能力:体力D-、筋力G+、魔力C、敏捷C-、魅力D+、運C-、総合力C-

装備:

固有スキル:XXX【ランクXXX】

スキル:ゾーン【ランクD-】

魔力回復速度上昇【ランクE+】

アイテムボックス【ランクD】

固有魔法:風精霊魔法

魔法:

称号:XXXXXX


========================



え、何この精霊さん、めちゃくちゃ強えぇ…

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