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片恋至上主義  作者: 梅干子
1/1

の、孤独


昔から、自分は一生孤独なんだと思っていた。


たった一度、想いを告げた。


たった一度、想いを告げられた。


何度か、素敵な人に会ったけど、でも淡くてすぐに消えそうで、とてもじゃないけど激しく燃え上がる、小説のような恋を味わえそうにない。


どこかで気づいていた。


嗚呼、私はずっとこのままなのだと。



人生諦めたら終わり、何て言葉は疲れるだけ。


頑張るって大変だ。


だから、諦めるのが楽で楽で。


流されて、自分の感情が見えなくて、未熟さを痛感する。


年を重ねたら自然と誰かを想えるようになる。


そんな簡単な話じゃないはずだ。


そんな簡単に心の鎧が壊れるわけがない。


そう思い込むのが当たり前になった。


自己暗示も影響している。


悲劇のヒロインみたくただ閉じ籠っていたら、いつか誰か、男の人が迎えに、こじ開けに来てくれるんじゃないかって、さ。


そのくせ口では、白馬の王子をバカにする。


まさしく、論語読みの論語知らずではないか‼


けれど、わかっていても、溢れてくる不満の声は止めどなく。


抑えられない。


押さえなければならないのに。

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