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51:鉱石キノコと初ゴーレム


11/14:「ゴーレムの砂袋」という設定がわかりづらいかなと思い、「鉱石キノコ」という設定に書き直させていただきます。

※お話自体はほとんど変わらないので、既読の方は再読する必要はないかも。


「すごいりす! うごいてるりす! ぴぎー!」

「だな。ちょっと揺れるけど……」


 ちょっとどころではない。地元の小さい遊園地のアトラクションかというくらい不安定な揺れかたをしている。迂闊にしゃべろうものなら舌がずたずたになりそうだ。


 扉から外の様子が窺える。灰色の岩肌がずっと続いたかと思うと、ほんの数秒メトロの階層が垣間見える。愁たちにはお馴染みのダンジョンの光景だが、付近に人影もちらほら見えるのが新鮮だ。


「あのの……おばさんももも、乗るんですねねね……」

「え、当然だろ? あたしゃエレベーターガールなんだから」


 聞き間違いだろうか。


「なんだい、あんたら初めてかい。エレベーターってのは、一緒にガールが乗ることで、事故を起こす疫病神を遠ざけるんだ。いわば安全のお守り、幸運の女神ってやつだね」


 ばちんとウインクされる。


「危険な仕事だけどね、こう見えてこの十年、一度だってあたしが乗ってるときに事故が起こったことはないよ。大船に乗ったつもりでいなね」

「ありがとうございますすす」


 ここにもシン・トーキョーの謎伝統が。


 激しい揺れに若干気持ちが悪くなってくる。肩の上のタミコもさすがにしんどそうだし、ノアも青い顔をしている。ベテラン添乗員のおばさんだけが平然と直立不動だ。手すりを掴んでも壁に寄りかかってもいない。なんという山のごとき体幹か。


 拷問に等しい時間は永遠にも感じられる。はよ着けはよ着けとそればかりを念じる。ようやくゴール。ごごん、と最後に大きな揺れを残し、エレベーターは静止する。


「はい、到着。ほらどうだい、あたしといると安心だろ?」

「ありがとうございました……」


 ふらふらとした足どりで外に出たノアが、うずくまって嘔吐する。タミコも愁の肩にへばりついたままぴくりとも動かない。

 愁としても乗り物には弱い自覚があったが、彼女らよりはずっとマシな具合だ。これまでの戦闘経験とレベルアップで三半規管が鍛えられたせいか、それとも【不滅】の効果か。


「あんたら、帰りんときは必要なら業務用のほうを使いな。荷物が多いと金とられるけどね」

「あ、はい」

「無理するんじゃないよ。あたしも元狩人だけど、あの岩人形どもは手ごわいからね」


 おばさんは再びエレベーターに乗り込み、ごごん、と上に戻っていく。それを見送ってから、愁は膝をついたままのノアの背中をさする。


「あれって動力なんなんだろうね? 電気はこの国じゃご法度らしいし」

「……よくわかんないですけど、なんかレバーで作動して歯車がゴゴゴって……」

「ありがとう、ごめんしゃべんなくていいよ」


 太古の昔、あるいは蒸気式や油圧式が開発される前の近代でも、昇降機は人力稼働だったらしい。


「ノア、だいじょぶ? ちょっと休む?」

「……いえ、だいじょぶです。行きましょう」


 ノアは気丈に立ち上がる。タミコもいつの間にか復活している。


「……うっし、じゃあ行こう」


 まだ見ぬお宝――金銀、色とりどりの宝石、ミスリルをめぐって。

 〝岩人形の坑道〟、オウジメトロの冒険だ。

 と思いきや、タミコが肩の上で時間差ゲロする。

 

 

 

 岩壁が灰色っぽい。それがホタルゴケの光を反射して、オオツカメトロよりも明るく感じられる。


 エレベーターの前から離れ、マップに従って下への階段をさがす。


 途中で半裸の男たちが地べたに寝そべっているのを見かける。愁たちの姿をちらっと見て、挨拶代わりに軽く手を上げる。目を閉じる。寝返りを打つ。あるいは尻を掻く。


「鉱夫ってほとんど〝人民〟だって話だよね? 危機感なさすぎて逆にハラハラすんだけど」

「たぶんですけど、十階まではときどきゴーレムが湧く以外、ほとんどメトロ獣はいないと思いますよ」

「そうなの?」

「普通のメトロ獣は長い時間をかけて狩り尽くされて、ゴーレムしか出てこなくなってるはずです」


 エレベーターなどという大層な文明の利器まで持ち込んで、結構やりたい放題だ。メトロ大好きの教団連中がおこなのもちょっとわかる。


「普通だったらあんな風にぐーたらしてませんよね、ゴーレム以外に敵がいないんですよ。歩き回って鉱物をさがして、ゴーレムが出てきたら寄ってたかってみんなで仕留める。それがあの人たちの仕事です。仕事人だから戦いかたや弱点も把握してるはずですけど、事故ったりすることもしょっちゅうあるんでしょうね」

「なるほど」


 戦う鉱夫。あの昼下がりのパンダのような有様はともかく、ちょっとカッコいい。


「でも、だからですかね。残存資源は減ってるし、教団も怒るわけです。もっと下を開拓していかないと、いずれこの町も立ち行かなくなるかも」

「ただの温泉街になっちゃうか。それはそれでありだけど」


 そんな話をしているうちに、階段を見つける。ここまで十分程度、地図のご利益は絶大だ。ご丁寧なことに、階段の出入り口の壁に「B10」と「↓B11」という看板が壁に打ちつけられている。メトロ獣が上ってくるのを防止するためか、金属製の柵も設けられている。


「ここから下は、普通の人はいません。それなりに強いゴーレムも、それ以外のメトロ獣も出てくるはずです」

「オッケー。こっからが俺たちのお仕事ってわけだね」

「まえばがなるりすね」

「頼もしいね」


 ちなみにタミコはゲロ洗浄済みの右肩から左肩に移っている。

 

 

 

 長い階段を下りた先も柵がある。

 オウジメトロ、地下十一階。


 ぱっと見た感じ、ほとんど十階と変わらない。

 だが静かだ。生き物の気配というか、わずかな物音さえほとんど聞こえてこない。


「どんどん先に進んでもいいけど、とりあえず試しにゴーレムを狩ってみたいね」


 あらかじめ概要的なものはノアから聞いているし、ガイドブックにも地図のあとに「はじめてのオウジメトロ☆ 誰でもできるゴーレムぶっ倒しガイド」という物騒な攻略情報が載っている。とはいえ、やはり一度手合わせをして感触を確かめてみたい。浅い階層にいるうちに、強い個体が出てこないうちに。


 ガイドブックによると、ゴーレムは「急にポップしてくるタイプの油断ならないメトロ獣」らしい。


 メトロ獣は大抵は獣のように雌雄が番うことで繁殖し、家族やコロニーをなし、縄張りを勝ちとったり外敵に脅かされたりして増減していく。十階までに他のメトロ獣がいないということは、人間によって淘汰されたということになる。


 ゴーレムも本体は生き物だというから、有性にしろ無性にしろ繁殖して数を増やしているのだろうが、その数は狩っても狩ってもなかなか減らないらしい。十階以上でも以下でもゴーレムは今も湧き続けている。


「――あ、ありましたよシュウさん」

「え?」

「あそこ、あれが鉱物です。ラッキーですね、人通りの多いところで見つかって」

「……って……これが?」


 しゃがみこんでまじまじと観察する。道端にぽつんと生えている、五センチくらいの大きさのキノコ。というかキノコの形をした石のような。


「これが鉱石キノコです」

「鉱石キノコ?」


 おそるおそる柄の部分をつまんでみる。もぐときに根元がボキッと折れ、しかも見た目どおりずっしり重い。玄関に飾ってあったら普通に石を削ったオブジェだと疑わないことだろう。


「キノコは子実体の部分は胞子を撒くための花みたいなもので、むしろ地中に張りめぐっている菌糸のほうが本体だったりします。鉱石キノコもおんなじで、このオウジメトロの岩盤の至るところに広がってて、地中の鉱物を吸収して結晶化した子実体を咲かせるんだとか」

「なにそれすごい」


 どういう生き物だ。それにどういう意味があるというのか。


「生態とかはよくわかってないみたいですけどね。シン・トーキョーの金属製品流通の要です、うちのフライパンや鍋も元はこんな形してたはずです」

「なるほど……すげえなシン・トーキョー……」


 鉱物の採掘作業とは迷宮でのキノコ狩りということか。キノコ文明ここに極まれり。


「たべられないりすか?」

「お腹壊しそうだからやめとこうね。つーか歯欠けそうだけど」

「ガイドブックによると……たぶんこの色は普通の耐腐鉄ですね。ちょっとかさばるけど記念に持って帰りましょうか」

「他にも種類があんの?」

「そうですね、銅とか鉛とか。下に行くほどレアな鉱物が手に入るって話ですけど……ちなみに白銀色ならミスリルですよ」

「よっしゃ、さがそうレア鉱物!」


 階段をさがしてしばらく歩いていると、【感知胞子】の範囲内に異変が生じる。


「アベシュー!」

「わかってる!」


 前方、三十メートルほど先の岩壁。ごごん、ごごん、と重苦しい音がする。

 薄膜をてのひらで押したみたいに、壁がぼこぼこと盛り上がっている。間もなくそれが腕のような形をとり、ずるずると通路へと這いずり出てくる。


「……うおー、出てきてるわー……」


 正直感動する。リアルでファンタジー感。ネズミーでもユニバでもこの臨場感は味わえない。


 やがて床にずしんっと降り立つ、首のない岩人形。


 身の丈三メートル以上、かなりでかい。体表は岩壁よりも少し黒ずんでいて、足は太く短く、腕は太く長いアンバランスな逆三角形のボディー。指は三本しかない。身じろぎするたびにぱらぱらと小石なり砂なりがこぼれ落ちる。


「……これがゴーレムか」


 発声器官を持たないのか、ゴーレムはさけばないしおたけばない。その獰猛さを示すために、ぶ厚い胸板を大きくのけぞらせ、ゴリラのごとくてのひらで胸を叩く。


 ひとしきりやって満足したのか、愁たちに向かってどすどすと駆け寄ってくる。


「ききききたりすゴーレムりすぴぎゃー!」

「おおお落ち着けリスカウター!」

「りりりっす! ……あれ」

「いくつくらい?」

「15くらいりす。けっ」

「急に下に見たなあ」


 ゴーレムは個体ごとのレベルにかなりバラつきの多い獣らしい。浅い階層では高くてもレベル15前後、深いところだと30や40という個体も出るらしい。


 こいつはレベル的にはゴーストウルフやバフォメットよりもちょい上というところか。評価的にはザコに違いない。だが――レベルだけでは戦闘能力は測れない。


「ボクがやります!」


 ノアが荷物を放り、ゴーグルを目にかけ、前に出る。【短刀】を出して待ち構える。


「ちょ、ノア――」


 あっという間にゴーレムが距離を詰めてくる。腕を振りかぶり、無造作に叩きつける。


 ドゴッ! と床が砕ける。ノアはぎりぎりそれをかいくぐっている。懐に潜り込み、ゴーレムの右足を斬りつける。


 痛みはないだろうし、傷も浅い。ゴーレムは止まらない。


「はっ!」


 スピードはノアが上回っている。のろまな攻撃をかいくぐり、【短刀】でゴリゴリと巨体を削っていく。おそらく手応えで弱点の場所をさぐっているのだろう。


「ハラハラりす……」


 見守るタミコがぎゅっと尻尾を抱いている。


 火力が足りない。ノアの菌能と相性が悪すぎる。


 パワーも耐久力も雲泥の差。まるで蜂と象の戦いだ。ぶ厚い装甲を貫く針を持ってはいるが、急所に当たらなければ仕留められないし、それ以外の場所をいくら削ってもダメージにならない。逆に一撃でも「いいの」をもらえば形勢は一気に傾くだろう。


「――あっ!」


 振り上げたゴーレムの足が石礫を巻き上げ、ノアが一歩あとずさる。

 ゴーレムの拳がうなる。回避が間に合わない、ノアは受け止める体勢をとっている――。


 けたたましい衝突音。

 岩の拳と、愁の菌糸ハンマーが正面からぶつかり合う。衝撃がびりびりと壁を震わせる。


「らあっ!」


 力任せに【戦鎚】を振り抜く。腕が砕け、肩まで一気にもげる。


 そのまま身体を回転させ、追撃を胸に叩き込む。

 ゴーレムが瓦礫を撒き散らし、仰向けに倒れ落ちる。


 そのまま動かなくなる。打ちどころがよかったというか悪かったというか、一撃で仕留められたようだ。


「急所? を捉えたんかね?」

「……みたいりすね……」


 タミコ語で返事したのはタミコでなくノアだ。ショックを受けている。


 ゴーレムには本体があり、それが菌糸を伸ばして石や岩をまとっているという。なぜわざわざ人型をとるのか、人のような動きをするのかは解明されていない。


 とにかく、その本体こそがゴーレムの急所だそうだ。本体は必ず胴体部分のどこかに隠れているらしく、表面からそれを特定するには目印をさがさないといけない。ごにょごにょっとのたくった文字のようなひび割れがその目印だ。


 そこを強く攻撃することで、本体にダメージが通り、ゴーレムを行動不能に陥らせることができる。昔話に出てくる「emeth(真理)のEを削ると死ぬよ!(meth=死んだ)」というファンタジー設定に引っ張られたかのようだ。


 先ほどの【戦鎚】がちょうど本体の付近に直撃したらしい。おそるおそる砕けた箇所を覗いてみると、黄色の毛むくじゃらの球体が露出している。陥没して白い液体をにじませている。どうやら死んでいるようだ。


「まあ、レベル15ならこんなもんk――」


 言いかけて止めたが、時すでに遅し。ノアがさらにしょんぼりしている。


 ゴーレムを掘り、本体を引きずり出す。聞いていたとおり、直径五十センチほどの白い毛むくじゃらの球体だ。下のほうを割くと胞子嚢が見える。えぐり出し、一つをノアに差し出す。


「ノア、胞子嚢だよ。一つは俺とタミコで分けるから」

「……いえ、ボクに食べる資格はないです……」


 愁とタミコは顔を見合わせる。


「……このくらいの敵相手なら、愁さんたちの手を煩わせずに済むかなって思ったのに。はは、ダサいですよね、ボクみたいなザコが自分からアピってこんなとこまで来たのに、格下のゴーレム相手にすら手こずるなんて……」

「ノアさん? ノアさん?」


 しゃがみこんで【短刀】でのの字をたくさん刻むノア。


「せっかく仲間に入れてもらったのに……これじゃあ結局、シュウさんが倒しておこぼれに預かるだけじゃないですか……ザコノアりす、よわよわノアりす……」

「そんな自虐せんでも……」


 よわよわノアとしましまとらは似ていると思う。いや、似ていない。どうでもいい。

 愁は彼女の前に腰を下ろし、もう一度胞子嚢を差し出す。


「ノアがいなかったらさ、俺もタミコも今頃まだ地上のどっかでもたもたしてたと思うよ。狩人にだってなれなかっただろうし。まあ、レベル的には俺らより低いかもだけど、別に前に出て身体張るだけが役割じゃないじゃん?」

「でも……」


 ノアの頭を撫でてやる。癖っ毛だが柔らかい。指の間で踊るようだ。


「つーかさ――ここではっきりさせとこう。役割分担ね」


 なあなあのままここまで来てしまった。チーム結成して初めての実戦、その前にこういう話をしておくべきだった。ノアがレベルのわりに頼りになるし、先輩ということもあって彼女の判断に任せたままだった。


 タミコと三人で輪をつくる。


「俺ら三人の役割。今ここで決めます! 異論は認める!」

「まかせるりす!」


 タミコ上官からお墨付きをいただく。こほんと、咳払いを一つ。


「じゃあ、まずタミコ。聴覚の索敵とリスカウターの戦力分析な。それと保護色とリス分身で偵察も。いわゆる斥候だな」

「シノビのモノりすな」

「そうだな、クノイチだっけ?」

「そうりす。あたいのキンショクはきょうから〝クノイチ〟りす!」


 にんにん! と指を合わせるタミコ。二代目クノイチリス、ここに爆誕。


「ノアは、参謀役と荷物持ち。つーかノアの知識なしじゃ今さらやってけないからね。あとは俺のサポートもね。俺とは違う能力持ってるし」


 JK参謀爆にゅ、いや爆誕。


「んで俺は、前で身体張る。壁とアタッカー兼任。それが適任つーか、それしかできないから」

「それだと……シュウさんの負担が大きすぎるんじゃ……」

「まあ、ザコとかなら二人にもやってもらうし、なんかあれば助けてもらうし。俺一人でなんでもやれるなんてほど自惚れちゃいないよ」


 レベル差はあっても、一人より二人、二人より三人のほうがいい。ことメトロのような過酷な環境ではなおさらだ。


 改めて、手にした胞子嚢をノアに差し出す。


「つーわけで、仲間なんだからさ。いろいろ分け合えばいいんじゃん? おこぼれとか思わなくていいからさ。ノアが強くなったら俺もタミコも助かるんだから」

「あたいはカーチャンうまれ、アベシューのおこぼれそだちりす」

「堂々としすぎだろ」


 ノアは顔を上げる。しょんぼりの影は消え、いつもの凛とした光が戻っている。

 胞子嚢をひったくる。三日絶食した裸の大将かという勢いでかぶりつく。


「もしゃもしゃ……ボク、もっと強くなります。待っててください、シュウさん、姐さん」

「うん、よろしく」

「あたいのしっぽをおってくるがいいりすよ」

「はい! りっす!」


 姐さん頼もしい。

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― 新着の感想 ―
[一言] ユニバはそのままなのか…ていうかユニバってことは関西の人なんですね
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