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無限の悪夢

ホムンクルス、それは人間が生み出した人造人間。

ホムンクルス、それは再生を繰り返す未知の生物。

言い伝え通りの力を持つホムンクルスにアル達はなすすべがなかった。

倒しても倒しても復活し、何度も攻撃を繰り出してくる。

しかも弱ければまだなんとかなったものの、騎士一人一人の力は壮絶で軍の大人二人でようやく一人を片付けることが出来る状態。

このままではいつかこちらがやられてしまう、そう思った次の瞬間一人の兵士が素早く鋭い斬撃を放つ。

第一部隊長の「ルウゴ 」だった。

それに続き第一部隊の兵士一人一人が力を振り絞った。

第一部隊が動く中、的に離れた位置から放たれた爆音とともに生まれる衝撃波。

第二部隊だ。

第二部隊は主に遠距離攻撃を得意とする集団が揃う為、敵の体力を効率よく削ることが出来る。

第一が中から、第二が外から攻撃を仕掛け周りもヒートアップし全体のモチベーションが上がる。

続いて第三舞台、第四部隊も動く。

第三舞台は「クリティカルヒッター」、主に敵の急所を集中して狙う頭脳派の揃った舞台。

第四部隊はアタッカーの揃った舞台であり、力技を得意とする兵士が揃うためフィニッシュをしやすい舞台である。

第一から第四部隊の呼吸の整った連携がこうを制し騎士を半分以上も削った。

だがまだ半分、それに竜、ホムンクルス本体もいる中で正直この連撃はキツいと思われた。

その時、

「僕の出番だね、さぁおいで。」

聞き慣れた声はリームの声だった。

リームは魔法を使ったのか空に浮いている。

そして後ろには魔法陣に黒い物体。

リームは本性を表した。

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