星を掴む人
人の不幸になんて興味ない
同情する心すら忘れてしまった
ペイン 痛みだけが胸の奥に残る
僕らは同じ道を歩むはずだったが エゴイストだからだろうか
僕らは違う軌道上を 彷徨い 星を掴もうとしている
人の栄光になんて関心ない
称える気持ちさえ忘れてしまった
目眩 立ちくらみだけが足元を震わせる
僕らは手に手を取るはずだったが 身勝手だからだろうか
僕らは違う高架線の上をすれ違い 星を掴もうとしている
僕らはそんなに悪い人間でもないし
卑怯者でもないし ルール無用の人間でもない
どこかでボタンを掛け違えてしまったかもしれない
抵抗できない力が 僕らの魂をどこか遠くへ運び
枯れるまで 僕らを搾り取ろうとしている
僕らはそんなに善人にもなれないし
聖人ぶるつもりもないし スクウェアな人間でもない
どこかでボタンを掛け違えてしまったかもしれない
抗えないエネルギーが 僕らの魂をどこか彼方へ運び
光なくすまで 僕らを使い切ろうとしている
謝ったって何も始まらない話
僕らは最初から罪人だったって 彼も言ってた
後悔してももうどうにもならない
克服できない試練はないって 彼も言ってた
僕らは足でリズムを取りながら
夜空の先に手を伸ばし 叫び 髪を掻きむしりながら
真実の輝きを身に纏う 星を掴む人になろうとしている
僕らは手で拍子を取りながら
夜空の果てに手を伸ばし 頬に爪で傷をつけながら
真実のヴェールを脱ぐ 星を掴む人に
そう 僕らは使い古した靴を捨てて
夜空の先へ手を伸ばし 猛り狂いながら
なろうとしているんだ 真実を口にする 星を掴む人に