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転生したら精霊だった  作者: ホワイトw
二章 学園編
8/19

~初 カンナの戦闘…クラス最強は誰だ!~

「これから、二人一組となり戦ってもらう、そして勝者はまたまたその中で二人組を作って戦ってもらう、最後の一人になるまで」


そう、エミリー先生が言い放つ


その瞬間クラスの雰囲気が殺伐としたものに変わる


それもそうだろう、さっきまで和気あいあいと話していた仲間と実際に戦うのだから


そんな思考が渦巻く中先生が言葉を続ける


「そしてその勝者には私と戦う権利をあげたいと思う」


その一言に、またクラスの雰囲気が変わる、多分それは先生と戦える…いや戦ってみたい、そんな、『欲望からくる高揚感』の心情の変化によるものだろう。




そんなこんなで『戦闘開始』




×




――エミリー――



これは学園長の部屋に彼女を連れて行き家に帰った後のお話



これはちょっとした興味心だっただった


改めてその子のプロフィールを見る


名前 カンナ


  種族 ヒューマン


  体力 2891


  魔力 6008


スキル 家事level.4


従霊 レイ


明らかに、他の人とは逸脱したステータス


体力が2891・魔力が6008明らかにおかしい、けどその疑問の答えは薄々気が付いている


(多分これのおかげなんだろなー)


『従霊 レイ』


これも他の人には見られないカテゴリー…それなのに…


魔法が使えない?


明らかにおかしかった


なぜなら彼女のステータスには魔法系のスキルがないのだ


やっぱりおかしい


何でこんな子が風魔法のクラスに


魔法も使えない・特に特技があるわけでもない・名前を見る限りどっかの貴族であるわけでもない ただの平民


まず入学が許可されたのが驚きといってもおかしくない


“おかしい”


そう彼女が嘆いているのにはまだ理由があったそれは先ほど済んだ用事


カンナが学園長に呼ばれたことだ、一体学園長は彼女のどこに興味を持ったのだろう?


そんな気持ちがまるで大型ハリケーンが通ったかのように心をかき乱す


しかし、明日は新入生の初登校日、そして初授業、こんなことに気をとられているわけにはいかない


(この続きは明日考えよう)


そして、そのまま床に就き静かに眠りについた



目が覚める、まだ重たいまぶたをこすりながらベットから出る


今日は、大事な日だしかしなんだか気持ちが重い理由は分かっていた


だからこそ、この件は何とかして解決しなければ


「今日のうちに何とかできないかな」


なんとなく昨日立てた今日の予定を見る


まず、朝のホームルーム


自己紹介


その後配布物を配る


教師として一言


親睦を深める何か(ゲーム)


ゲーム?


ここは昨日はあの事が気になって決められなかった部分だ


いい機会だここに何か入れよう


そう思って考える


彼女カンナがこの学校に入れた理由、学園長が興味を示した理由


(学園長のことだから魔法関係か?)


なんとなくそう推理を立てたうえで何をするか思案


(魔法となると使わせる必要があるなそうなると…闘技場で戦わせるか?)


“それだぁ!”


そう言うかのように頭にひらめきの雷が走る


そう思ったら実行しなければ!


そう思い急いで学園へ行く用意をし朝食を食べ学園へ



×



学園につき、まずは闘技場が今日の予定から言って昼ぐらいだろうか使われていないのを確認してうちのクラスが使えるように予約する


その後、急いでクラスの教室へ


「…」


彼女カンナの自己紹介をするその後に自己紹介をする 従霊


「どうも、私はレイこの子カンナの従霊をしています以後御見知り置きを」


ぺこっと空中で礼をする


(可愛い…)


そう素直に思う理由は簡単


少し幼さの残る顔立ちだがとてもきれいな顔に淡い水色の髪・落ち着いた群青色の瞳


『精霊』そんな言葉がふさわしい容姿をしているからだ


自分だけではなくクラスのみんながその美貌に見とれている


しかし数秒後皆が皆夢の世界から帰ってきた


そして少しずつ状況を理解する


それを見計らったかのようにカンナが席に着く


それからも自己紹介は続いたが私は彼女の精霊名前はレイと言ったかそれから目が離せなかった



その後、配布物を配る


そして.教師として一言


そして闘技場


ここまでの流れはとても長く感じた、


それでいてやっと『疑問がはれる』そんな気持ちさえする



目の前に広がる風景、その一角


彼女カンナは相手とを見据えているというより楽しそうに話している


そんなことどうでもいい


そう頭に言い聞かせ一言…



「戦闘開始」



その瞬間、皆が魔法を唱えだす、そんな声が聞こえる中彼女も詠唱をしていた、魔法が使えないはずの彼女がそして


「エア ショット」


魔法の発動、この魔法は初級中の初級あまり攻撃には向いていない魔法


(何でこんな魔法を?)


そう思った刹那、彼女の相手が後ろに少し吹き飛び倒れる、明らかに私が知っている威力ではない


それに驚く、それと同時に自分が昨夜から抱えていた疑問が解けた喜びが沸き上がる


(これが学園長が目を付けたところか!)


まとめるとこうだ


魔法を使えないはずの彼女が魔法を使ったそれもすごい威力で


学園長もこれも驚いていたのだろう、


けどいつ知った?


そこで思い出す彼はいつも審査員の一人をやっていると


彼はそれについてこう言っている


「実際に見てみないと見えてこないものもあるのではないかと思う、もしも表に見えない才能があるのに入試試験で落ちてしまっては意味がないからのぉ」


まさに彼女がそうだと言えるのだろう、(ステータス)には見えないが彼女は確実に持っている、魔法の才能を…


そう思いながらも目の前(彼女以外)の戦闘は続く……



――レイ・カンナ――



「戦闘開始」


(おいおい、いきなり実践かよ)


そんなことを考えている俺


カンナの相手、最初はどうやらリーゼのようだ


(まあ、今のとこ話せる相手なんてたまたたま同室だったこいつしかいないよな)


そう心の中でため息をつきながら戦闘を見守る


カンナはどうやら出方を見極めているらしい、一応入学式の前に魔法は一通り大丈夫だ


リーゼの攻撃、『エアーアロー』


カンナ避ける、


そうやって発動の兆候とどれくらいの威力かを見極める


この戦い方は私が教えたものだ


これは私がいた世界にあった格言…


「敵を知り己を知れば百戦危うからず」


にあやかった戦い方だ


カンナはもう自分の限界を知っているだからぁとカンナに必要なのは敵の情報だ、だから今もこうやって情報を集めている



その刹那運命の歯車が動き出す


一瞬だがリーゼの動きが止まる


そこに、すかさず魔法を放つ


『エアショット』


その瞬間その風をまとった弾丸がリーゼに当たり後方へ吹き飛ばす


命には別状はないが、当たり所がみぞおちだったため決定打となったのだろう、そのまま崩れ落ちる


そして戦闘終了


周りはまだ戦闘が続いているようなので


リーゼのもとに行き軽く肩を揺さぶる


「リーゼ起きて」


「リーゼ!」


「はっ、はい!」


二回目の声が少し大きかったのだろうかリーゼが飛び起きる


「私は…負けたんですね」


「うん」


カンナがうなずく


「そうも簡単にうなずかれては少し悔しいですわ」


そう言って頬を風船のように膨らめる


「ごっごめん」


少しカンナの顔が曇る、それを見たのかリーゼが謝りだす


「別にそんな顔をさせるために言ったのではないのよ、もっと自分を誇りなさい」


そんな声にカンナは顔をあげて…リーゼに抱き着く


そして一言


「リーゼ…好き」


「いきなり告白ですの」


どうやらカンナは良い友達を持ったようだ



それからも戦闘は続き気が付けばあと二人…そうカンナともう一人は…誰だっけ?


自己紹介をしていたのはわかるのだが名前を忘れてしまった


そんなことを思っていると…


「我はミルム・カザヴェルだ、さぁ、かかってくるがいい」


わざわざ名乗ってくれた


しかし、かかってこいか~


こうなると面倒だ


何故かは簡単


かかってこいということはこっちから勝負を仕掛けること


つまり何の情報もないまま攻撃を仕掛けることになる


そうなるとこれまでの戦闘で使ってきた、相手の攻撃を見てからの行動が出来なくなる


しかし、こうなってしまっては仕方ない


『一撃で仕留める』


そうカンナに胸ポケットから指示を出す


そういうとカンナは詠唱を始まるそれは中級魔法の一つ


『エア・ランス』


そう唱えると


かざした手のひらから暴風が吹き荒れるそしてその風がすごい勢いでランスの形を作る


その速さコンマ1秒


そしてすぐさま放つ


それをしり目に彼は腕を組んで仁王立ち、どうやら初手はこっちに譲ってくれるらしい、それにしてもこいつ中空魔法を前にして怖気つかないとはすごい度胸だないやそれとも馬鹿なのか?


ここで二つの未来が見える


一つは彼がエア・ランスを受けてもなお仁王立ちを崩さず逆に反撃をしてくる 強者


二つ目は、彼はそのままエア・ランスを受け後方に吹っ飛びあえなく撃沈する バカ 


(さあどっちだ? 俺としては前者であってほしいのだが)


そしてエア・ランスと彼がぶち当たる…


彼はそのまま後方に吹っ飛び壁にぶつかり撃沈


どうやら彼は自分の力を過信しすぎたただのバカだったらしい



いよいよ次はエミリー先生との戦闘だ


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