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転生したら精霊だった  作者: ホワイトw
一章 転生編
3/19

~冒険者のお仕事そして旅立ち?~

『一文無し』 この世界で言うなら『一ベルなし』…つらいよね


このつらさを俺はさっき体感した


それは、ギルドを後にした後防具屋に寄ったときだった


あまりそういうものに興味はなかったが俺はそことなく心が騒いでいた


いよいよ防具屋のドアを開ける


そこにはいろいろな防具が売っていた


黒を基調としたフルプレート、皮の胸当て・ボディーアーマーなど多種多様


それをいろいろ見ているうちに気が付いてしまった


それは突然だった



※回想

それは防具屋にて…


「あ、これとかかっこいいかも、軽そうだし、あーでも値段が、持っているお金…お金?」


「あっ!」


お金持ってないんだった


さっきまで高ぶっていた気分だ冷めたそれもまるでシベリアの極地のごとく



そして今、


俺は森にいる


そう、お金を稼ぐため


いつまでもこの一張羅のワンピースでいるわけにはいかない


それにこの体


改めと思い知る


防具屋の時も思ったが俺今、女だ 


だから最低限は整えなければという気持ち


そのために頑張って金稼ぎ


今やっと半分20匹目を倒したところだろうか


あと20匹頑張らねば


数時間後…


時間とは夢中になればなるほど立つのが早い、太陽が真上に上がっている、昼頃だろうか


森につき魔物を倒し始めてからはや3時間くらい経過しただろうか、やっと、クエスト通り40匹倒し終え今その牙を抜いているところだ


最初は解体しようとも思ったが、ナイフはないし、グロイし断念


けれど牙を抜くのは意外と簡単、


牙をつかみ、そのまま下方向に力を加えれば意外と簡単に抜けてくれる


死体に触るのは嫌だがこれくらいは仕方ない仕事だもの


我慢して抜き続けてきたからか40匹目に達する頃には手馴れたものだった


そして、やっと40匹目の牙を抜き終わると


「ふぅ~」


と吐息を漏らし


帰路に就くことにした。




×




――ガレフ――



その日は俺にとって忘れらない日だった


何故かって?


理由は簡単だ


俺は初めて、魔法の最高峰 マジックロードを見た



それは俺がいつも通りにお事務仕事をしていると


「ガン ガン」


激しくドアをたたく音とともにミアが血相を変えて部屋に入ってきた


「ギルドマスター、ほ、報告が!」


その顔を見てただ事でないと察した俺はすぐに用件を聞いた


「どうした!なにがあった」


「マジックロードが…」


「マジックロード?」


マジックロードとは五大元素魔法すべてを操るといわれるもはや伝説とまで言われた存在だ、私もその名は古い文献で2人…いや3人くらいしかいないともいわれるほどの人だ


そして今その名がミラの口から発せられたそれはつまり……


「マジックロードがおいでなさいました。」


その言葉が決定打となった。




その後、その人を呼ぶように言いつけた


だが実際に来たのは、美しい淡い水色の髪に、深海のごとく蒼い目をした女性だった


何かの間違いだと最初は思ったが彼女の後ろに立つミラの顔を見る限りではうそのようには思えない


つい凝視してしまう


「……」


そんな視線に気が付いた彼女少し焦ったようにもじもじしだす


そんな彼女の姿を見て意識が現実に引き戻されるそして…


「あぁ、すまない、そこにかけてくれ」


と言う、その後いきなりだが気になっていた質問をぶつける


「それで話なんだが、君は5つの魔法が使えるということであっているかな?」


その問いに彼女は首を傾げた


いかんいかん、さすがに何の説明もなしに聞くのは野暮だったか


気が付かないうちに少し焦ってしまっていたようだ


とにかく謝って質問を変える


「要するに五大元素魔法 炎・水・風・土・光 この五つの魔法が使えるかそう聞いているのだ」


この質問に対しては理解が行き届いたようで一息おいて「はい」という返答が返ってきた。


それを聞くと俺は何とも言えない満足感に襲われた、それは言葉に表すことさえできないほどのものだった


それでも口をついて出たのは


『素晴らしい…』


この言葉だった


その後もそれでは飽き足らず子供のようにはしゃぎながら


「そうかすべて使えるのか、まさか生きているうちにマジックロードに出会えるとはな!」


そう言い笑ってしまった


それを見て彼女は苦笑いを浮かべながら


「あの、話がそれだけなら、早く冒険者登録してくれませんか、宿も探さなければいけないですし」と言った。


それを聞いて


(ほぉ、彼女にとってはマジックロードであるよりも明日の暮らしのほうが最優先事項か!)


それはそれで面白い、そう思いながら言葉を紡ぐ


「まあまあ そう焦るな、ちゃんと登録はしてやる、それに宿といったな、なら私の権限でいいところを一つ取ってやろう」


そういうと、『なら~』といった顔をして何とか踏みとどまってくれた。


それからというもの、俺は気持ちが高ぶっていたのか、ついつい長話になってしまった


しかし彼女は、多少嫌な顔をすることはあれど最後まで話を聞いてくれた


そこまで言って大事なことをいうのを忘れていた


そう、自己紹介だ!


『私はガレフここでギルドマスタ―をやっているそしてさっきの受付嬢がミラここ一番の美人受付嬢だ』


そして……


『ようこそ、冒険者ギルドへ』




×




――レイ――



帰路に就く途中、そこはまさにリベロと出会った場所、そこには馬車が一つ、止まっていた


しかし、周りの雰囲気は違った


馬車の周りには、黒装束のいかにも悪そうな男が4人 盗賊が取り囲むように立っていた


その中の一人が馬車に話しかけているようだ


馬車?いや商人かそう思ったとたんリベロの顔が浮かぶそして…


(もしあれがリベロだったら?)


そう思うと、いてもたってもいられず


馬車に近づいてこう言った


「あなたたち何やってるの」


そういうと盗賊らしき人の一人が顔を上げて驚いた顔をして、前にいた図体のでかい男にこう言った


「ねぇお頭、こっち見てくだせぇそんな汚い奴隷よりも綺麗な者がここにいまっせ」


それを聞いたその男はこちらを向くとニヤっと悪そうに笑うと『ドン ドン』と効果音が付きそうな歩き方でこっちに来て


「嬢ちゃん悪いことは言わねーおとなしく俺らに捕まんな」



答えは『NO』である


「それは、出来ません」


そう言ってまず足元にアイスニードルを放ち動きを制限、その後、シルバーウルフとの戦闘で密かに練習していた風魔法エアスラッシュを放ち後ろに跳躍


エアスラッシュは体のでかい男の胸に直撃、深い切り傷とともに、すごい量の血があふれ出しそのまま仰向けに倒れた


それを見たのか 下っ端らしき男達はは腰に掛けてあったロングソードの手を上にあげ土下座をしてきた


「ひぃぃ、た、助けてくれ命、命だけでいいあとはすべて置いていくこのロングソードも」


そう言った男達はは、ロングソードを地面に置き体勢を元に戻した


それを見て無力化はできた


そう思ったのでこういった


「命だけだ、他はすべて置いていけそしてこれからはこのようなことはせず新たな職をさがしてくださいそれが約束できるならもう行ってもいいでしょう」


それを聞いた男たちは


「わ、わかった、もうやらねーそれはあんたに誓うよ、す、すまなかったな」


そうとだけ言って街とは逆の方向に走っていった


意外と素直な盗賊だない本当の悪はこの男だけなのか?


そう言って、さっき倒した男に目をやる


どうやらもう息はなさそうだ


初めて人を殺したが意外とあっけないもんだな


それが素直な感想であり、悪を滅した感想であった


その後、騒ぎが収まったので


馬車の中にいる男に話しかけたできるだけ怖がらないように笑顔で


「もう大丈夫ですよ」


それを聞くとその男は、


「す、すまねー本当に助かった、この恩は…そうだ、こいつをやる」


まだ少し震えていたが会話はできる、ついでに何かくれるようだ


なので黙ってみていると


男は荷台から一人の女の子を連れてきた


「この子だ」


その子は目は深紅のごとく赤く髪はぼさぼさではあるが、うす黄緑色のショートヘアーだった

顔は汚れてはいるがかわいい顔をしていた


それに少し笑みを漏らしながら


「本当にもらってよろしいのですか」


そう男に聞くと


「あぁ、いいよ 今回の礼でもあるし、売れそうにないからな」


それを聞いて疑問に思う


なぜ?


その疑問を率直にぶつけてみる


「なぜって こいつには何も取り柄がないからな」


平然とそう言い放った


ちょっとムッと来たが堪えて


「そうですかじゃあ、ありがたく」


そう言い俺は


カンナを抱えて


「では」


そう言って街まで走った


その後、一度宿に戻り少し不用心だとは思ったがカンナを置いてギルドへ向かった


そして、ギルドに入るなり、受付の人に話しかけ名前を言い、クエストの達成とその証拠を見せお金を貰い、ちゃちゃっとギルドマスターの話をいなし急いで宿まで戻った


するとそこには、ベットの上にチョコンと座り、船を漕いでいるカンナの姿があった


そのままの姿なのでなんとも痛々しく思わず抱きしめてしまった


それに驚いたのかカンナはめをぱちくりさせたそんなカンナに俺は…


「大丈夫だよ…落ち着いて」


そう声をかけた


するとカンナはその深紅の瞳から涙を流し、ゆっくりと眠りについた


かなり疲れていたのだろうそこからは」すやすやと静かな寝息しか聞こえなかった


無理もない、奴隷という身分、満足な食事も休息もないのだから


それから1週間俺たちは遊んで暮らした、


もちろん金の余裕もあったからでもあるが、第一の理由は、自分もカンナも持ち物が少ないことにあった


朝起きたら買い物の前に一緒のお風呂に入った


未発達なカンナの体を見るのもいかがなものかと思ったので


視線を外してそ~と洗った


その後、服をそれぞれ10着、下着も5着ぐらいずつ買い家路についた


ついでにカンナにおいしいものを食べさしてあげたかったが


奴隷という身分だったのが原因で胃が弱っていると思ったのだ


とにかく消化がいいものを頼んで食べさせた


それをほおばる姿を見ているとなんとも保護欲がそそられる



(おっと、危ない、ついついロリコンに目覚めそうだ)



その後、またお風呂に入ることにした


お風呂に入るため服を脱がしているとあることに気が付いた


カンナの首筋に何か黒いものがあることに


「これは…刻印」


調べてみるとそれはどうも形が『奴隷刻印』のそれと酷似していた


治し方はわからないが『契約』を上書きすることで一応、刻印は消えるらしい


『契約?』


その名前には見覚えがあった


そうだ、俺のスキルの


『主従契約』だ


それを見て俺は


よしこれをやろう


即決だった


用意するものは少なくナイフだけであった


やり方は


まず、対象(人間)の血を精霊が飲む


その後こう唱える


『我、汝をマスターとし、いついかなる時も我は汝の剣となり盾となることをここに誓う』


早速実践だ


数分後


契約は成功


刻印は次第にその色を薄めていきやがてきれいに消えた


そして安堵


『…』


そこで気を抜いてしまったのか俺はそこで寝てしまった



※ここまでの 各登場人物のステータス



ステータス


名前 レイ


種族 精霊


レベル 63


体力13000


魔力22000


スキル

認識語弊level.4・魔力操作level.Max・風魔法level.7・炎魔法level.7・水魔法level.8・

土魔法level.7・光魔法level.7・主従契約・マナイーター・副魔術level.Max・魔法耐性level.Max・魔法耐性付与level.Max・物理耐性level.6・物理耐性付与level.6・魔眼・隠密level.6

・精霊化


称号

マジックロード・精霊王・創造神の加護


マスター 

カンナ


精霊化…姿を一般的な精霊の姿(手のひらサイズ)に変えることができる


マナイータ…魔法を当てた対象から魔力を吸い取ることができる


魔眼…鑑定の上位互換、認識語弊さえも見破り、真のステータスを見ることができる


副魔法…回復魔法・重力魔法などを含めた特殊魔法


創造神の加護…各ステータスを15%UP


精霊王…各ステータスを10%UP


主従契約…精霊(上位種に限られる)が一生に一度だけ行う契約

     特性

        魔法並列…対象(人間)が精霊から魔法を借りることができる

        ステータス上昇…各ステータスに+精霊のステータスの半分が追加される

        





ステータス


名前 カンナ


種族 ヒューマン


レベル 16


体力 350 (+6500)


魔力 50 (+11000)


認識語弊level.6・家事level.4+(魔力操作level.Max・風魔法level.7・炎魔法level.7・水魔法level.8・

土魔法level.7・光魔法level.7・副魔術level.Max・魔法耐性level.Max・物理耐性level.6・魔眼・隠密level.6)




×




それからさらに1週間後、カンナはいろんな表情を見せるようになった、笑った顔、怒った顔、ちょっとすねた顔、よくも、この一週間で仲良くなったと思う。


それで気が付いたことがある


カンナは頭が弱い


これは多分奴隷という身分の弊害なのかもしれないが、カンナは、特にそれがひどいと思った


しかし気にしなければ気になんないのかもしれない、しかし、ここまで来たら完璧にしてあげたい


そうだ



『学校に行こう』



俺の保護欲増大中



というわけでいろいろ学校について調べた結果


どうも王都の『カーミラ―学園』がよさそうだ


ここは、平民と貴族の並立校で国立だけあって学力も進んでいる


ここしかないと思った


なのでカンナに相談してみる


「カンナ?」


「――?」


「学園に行ってみる気はない」


「うーんわかんない」


「じゃあ、私と一緒だったら行く?」


「それなら行く」


「じゃあ行こうか!」



はい、学園行き決定~!




×





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