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転生したら精霊だった  作者: ホワイトw
二章 学園編
15/19

レイの心… リーゼ回想


それからの授業、何となしにすぎる時間、考えているのは朝のあの事件のこと


(放課後か…)


そう思いながらも、胸ポケットからカンナを見上げる…カンナは落ち着いている


「…」


あれ…なんで私なんでこんなに…



そわそわしてるんだろう



それは、胸がざわつくような感じ。


なんとなく『自分らしくないかな』くらいの違和感だった


でも…


(まぁ、気のせいかな)


騒ぐ心を無理やり落ち着かせると


「はい、今日の授業はここまで」


そんな、エミリー先生の声が聞こえた


その声で意識は現実に戻された


でも



騒ぐ心は無理やり抑えても止まらない



×


―リーゼ―


目を覚ます


そこはカンナのベッドの上


横を向くそこにはレイさん


あれ


なんか明らかに様子がおかしい…まさか!


(体の調子が?)


そう思うや否や声に出していた


するとレイさんは


「いや、そういうわけではないのですが…」


そう答えてくれた、でも、雰囲気はあまり変わらず何かに困った様子でカンナを見つめている


カンナは…様子からするとまだ寝ているようだ、多分今回のゴブリン研修のせいで気が張って疲れているのだろう…やっぱり


そんなカンナを何か(いぶか)しげに見つめるレイさん


憶測にすぎないが、カンナさんを心配している…のかな


少し厚かましい気もするが、放っておくのもあれだ


「まぁ、カンナさんすごく心配してましたからね、そっとしてあげては?」


そう言ってあげる


それにレイさんは口元を少し緩め「そうですね」とでも言いな顔をすると上を向いてまた少し眠り始めた


それから数時間


レイさんが不意(・・)に(・)()を(・)覚ます(・・・)

(べっ別にずっと見ていたわけじゃありませんわ)


それは置いといて…どうやらそろそろ登校の時間で目を覚ましたらしい


カンナを見る


「…むにゃ…」



爆睡である



そんなカンナにレイさんが声をかける



「カンナ…朝だよ」


「…むにゃむにゃ…」


もう一度声をかける


「……」


これでも起きないとは


流石にレイさんもしびれを切らしたのか頬をつかみ…つねりだす


(こ、これは)


「…」


なんか


うらやまし


「……」


思考停止


(はっ)


私なにを


どうやら数秒間意識が飛んでいたらしい


「ん?」


不意にレイさんと目が合う


(くっ、ここもで来たら!)


「わ…私もつねってください」


「え…」


流石に予想していなかったのか素っ頓狂(すっとんきょう)な声をあげるレイさん


でも…


ちゃんと頬をつねってくれるレイさん


あ…これだけで今日を生きていける


そこまで行って、ある(・・)こと(・・)を思い出す



(今日日直じゃん)



その後は急いで用意して部屋を飛び出す


「お・く・れ・る」


×



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