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第1話 キラキラと地味っ子

え~……。


はい、これは完っ全に! やってます! 多分ですが、私の連載中の別作品を読んで下さっている方はおそらくですが、こう思うことでしょう。


『おい、連載中で更に新作の連載を投稿するってどう言うことやねん!』


あはは……! 実はですね、最近ではありますが少しずつ構成などを見直しておりまして、既に連載中の作品に関しましてもですね、実は昔に殴り書きし過ぎて……。そりゃあ、今見返すととんでもなくこっぱずかしい文章を書いてやがるんですよコレが←(自分自身)んで、これは流石に少しずつでも直しを入れつつ続きも投稿なんてことを考えながらもバカだから真正面切手の恋愛物にまで新作として手を出す始末!


その癖、投稿頻度もウンぴっぴのろのろ所か「こいつ、失踪したんじゃね?」級の頻度の悪さも相まってえんやこらって感じなんですが、遅くはなりますが←安定のバカ


これからも新作に手を付けたからには更新はする! 意思で御座います!


ですので、こちらの作品は大きくジャンルからも違うし作者自身がめちゃ書きたーいって作品になっております。


やったからにはそれなりに気にいって貰える方がいれば良いな! と、言う思いで少しずつ更新をしていきます!


ですので、読んで下さる方が多ければ多いほど励みです!! 何卒、宜しくお願い致します!

 自分の人生において初めての面接を終え、中学生活は終わり、新たな学校生活が始まっている。


 愛媛県立潮海浜(しおみはま)高等学校。


 最寄駅は伊予北条駅、そこから徒歩五分とかからない場所に位置する。


 学校自体の形も少し変わっていて、ベースは川の字みたいになっているが左右が少しだけズレている。


 渡り廊下は川の字に位置する中心部分から両サイドに向けて伸びている。


 更に川の上側には四角い別棟まであるし、グラウンドはテニスコートとも分かれていてめちゃくちゃデカい、多分校舎より面積を取ってる。


 あぁ、そうそう。


 受験シーズンに直面していた頃の自分がどんな面持ちでお受験をしていたのかを覚えていますか?


 大半はかなり緊張したり、色々な感情を巡らせたことでしょう。


 お前のその態度はなんだ!


 って、思っちゃいましたか? だとした、らすいません。

 僕は色々と歪んでしまっているのかと思います。


 じゃあ、お前自身のお受験はどうだったのか?


 解、笑うなんてしばらくできていないけれど、笑っちゃうくらいに“普通”だった。


 いや、普通の基準は人それぞれなので深く入り込むことはしないが、僕の基準では本当に普通だった。


 緊張するとか、不安になってしまうとか……。


 受験って奴は、大多数が感じるのは受かるかどうかの不安だったり、入学したら新たな環境の始まりでワクワクしたり、高校デビューなんかもよぎるのだろう。


 と、思っていたりする。


 でも、あくまでこんなのは予想みたいなもんだ。


 実際の自分はそんなことすら微塵も考えていない。


「あぁ、めんどくさ」


 ざっくりと、高校生になって三十日くらい。初日の初々しさは和らぎを見せており、流石にクラスメイトもふんわりとした形ではあるが、お友達グループができてきつつある。


 潮海浜のカリキュラムは独特。

 

 一部の共通科目を除き自分で選択肢を選んでいき、なりたい自分により一層近づく為の授業をすることができる。


 例えば、僕なんかは芸術系列みたいな?

 まだ、選択はできない時期だけど……。


 そんな感じだ。


 確かに入学式から暫く経過したのだから、軽い触り程度には友達みたいなのもできる筈だが……。


 僕は馴染むと言うよりは、消えるに等しい。


 それくらい、影を潜めている。

 つもりなのたが……。


「おーい! 元気かい? 大山おおやま君」

 時刻にして約八時二十一分頃、なんだかんだで入学初日からどう言う訳か懲りずに絡んでくれる。


 笑顔の眩しいイケメン君が今日も今日とて『ご機嫌はいかが?』と、話しかけてくる。


 いやまぁ、実際にはこんなことは言ってないけど、そんな風に感じてしまう……。


 思い込み、自分への皮肉の様な意味合いもある。


 実際に僕には感情だったり、表情なんてものはほとんどレパートリーがない。


 ある種、いいや違うな――。


 病気だ。


「あのさぁ~、点数を稼ぐなら他を当たるべきだよ?」

「え? 点数って? 一体、何のことだい?」

 本当にこの(イケメン)は何だって僕に絡んでいるんだろう。

 

 サラサラの黒ツヤ溢れる短髪に整った細い目尻、嫌みを感じさせない笑顔と左腕には黒い腕時計を付けている。

 憎たらしいが、学生服までオシャレに着こなしているように見える。


 大体男子の学生服なんて地味だろ?


 なのになんでこやつは着こなしているんだ。


「あはは! 相変わらず前髪で素顔を隠して、俺が話しかけてもそっけないんだぁ~」

「桐内君は、僕とは性格が正反対っていうか……その、さ」

 どうしてここまで彼は馴れ馴れしいのだ? 何かを企んでいる。


 それしか考えられないのだが……。


「はぁ~、てかさ! アンタら今日もあーしの後ろの席で質素な会話しないでくれる?」


 と、一際強気な態度で僕の前に席にいる女生徒は、めちゃくちゃ不機嫌で迷惑そうに問うてくる。


 赤を基調とした学校指定のチェック柄が入ったスカートを短くして履いており、その先には健康的な太ももがスラリと伸びている。


 長袖シャツに上着として羽織っているカーディガン。


 ひと際目を引くのが、淡いピンクで彩られた長髪、髪留めとして前髪に何故かポップな鬼? の、髪飾りで前髪を留めている。


 そもそも「あーし」なんて言う人がマジでいるんだなぁと、感心する。


 ギャルっぽい? いや、ギャルだろう。


 寧ろ苦手な種族まである。いや、まぁ……人類なんだけどさ。


「ごめんね! 春山さん、大山君から中々上手く会話を広げられなくってさぁ~」

「キモチワル! 相手が嫌がってるかも? とか、考えないんだね!」


 おぉ……まじかよ、しかも容赦ねぇ……。


 見た目通りじゃないって部分もあるのね。


 まぁ、派手とは言え特別、校則違反とかではないんだろうなと、思う。

 実際に注意されてないみたいだし。


 見かけによらずなんとやら? みたいな? つか、校則に頭髪とか色々あった筈だが……


 まぁ、いいか。僕がとやかく言う立場ではない。


「うぇ? 嫌がってる?」

「うっさ! 話しかけてくんなし! そーいうノリ、ダルいけん!」


 ご機嫌斜めな春山さんは、プク~っと膨れ上がったクサフグみたいに頬を膨らませて、席を去って行った。


「桐内君、攻めるね」

「たはは、こりゃあ面目ない」

 桐内君も春山さんも、自分では到底使いこなせない……。


 いや、使いこなせなくなった物を持っている。


 そんなことを感じながら、スマホの待受け画面にふと、目を向ける。

「あぁぁぁ! 大山君! もしかして魚釣りとか好きじゃない!? そのロッド(竿)とリールの写真ってさ! タイワ製品でしょ!?」

「あ、え? 好きだよ。メーカーもあってる」

「来たぁ! 共通の領域だ! やったよ、大山君」

「は、はぁ……」


 スマホの待受け画面を見るなりこの反応、もしやこの人――。


「2000番のスピニングリールってことはさ! もしかしてこのロッドってアジング用で使ってるやつじゃない!? いや、確信だね! 間違いなくアジング用だ!」


 何々!? 急にどうしたのこの人……。


 こわっ! まさか、釣り好きなの、か?


「あぁ、まぁ~そうですけど。もしかして、桐内君も釣り好きだったりする?」

「もっちろんだよ! 寧ろこんな近くに居たなんて! 口説いてて良かったよ」


 なに、この人? 眩しいんですが……。

 ずーっと、何かを探ってた感はあったけど。


 もしかして本当に本心からそんな思考をしてたのか? 何かきっかけを探して本当に友達に?


「そんな共通の趣味がある大山君に更に話が合ってさ! 今日の放課後、時間空けて……」


 と、話の途中でチャイムが鳴り響く。


 うぐぅ……と、低い唸り声を上げながらジリジリと後ずさるイケメン。


「放課後! 職員室な!」


 爽やかな笑顔で、桐内君はそう告げると中庭の窓側にある自分の席とは反対の廊下側にある自分の席へと戻って行った。

「へぇ~、アンタみたいな地味っ子にも趣味があるもんなんだね~」

 いつの間にか着席していた春山さんが、意外そうに呟いていた。

「そりゃ、どうも」

「はぁ!? 別に話しかけてないし! アンタになんか興味ないけん!」

 べ~! と、舌を出してそそくさと前を向いた。


 まぁ、別に誰かに興味を持たれようとはしていない。

 だが、こうして見ると人々は色んな感情を見せてくれるし、表情もキラキラしている。


「ほんっと、まぶしいよね」


 そんな煌めく人々がいる中で……。


 僕だけが、置いてけぼりだ。


 もっと色んな人たちの感情や表情に触れられれば――。


 何てことを考えている最中で、一瞬だけ視線を感じた。

 視線の正体は自分の後ろの席、つまりは一番後ろの席だ。


「ん? なんだろ?」

「……っ!」


 瞬きを一回する程の一瞬、黒色の長い前髪で相手のお顔はほとんど見えない。

 小柄な印象が際立っている&黒髪ロングと来れば間違いなく僕は好きな雰囲気だったりする。

 ギャルゲとかではそうだし、顔の全貌は不明。


 けれど、そんな僅かな隙間だけでも十分に思えるほどに焼き付いてしまう。


 美しい藤紫(ふじむらさき)の瞳が僕を捉えていた。



 ただ、それだけ――。


 けれど、僕と同じ……いや、勝手に同じにするのも決めつけがましいが地味っ子がいた。


 なのに、僕は目を離せずにいた。


~キラキラと地味っ子 END To be continued~

え~、何やら長々と前書きをしましたが、実際小説なんかを書いている皆さんって前書きやら後書きなんてもんを結構な頻度で書いているのでしょうか?


んなことをここでつらつら書いている時点で、私自身のぼっち加減がうかがい知れると言う罠みたいな話はさておき、実のところこんな部分って言っちゃうと今まさに後書きを晩飯のカレーを食べた後に書いているのですが、よっぽど作者さんすきぃ~くらいまで行かんと中々読まないんじゃまいでしょうか?


作品に関してみても、面白ければまだマシやもしれませんが赤の他人に費やしていただける時間ってとっても大事ですよね。あーだこーだと何もかもを何かとルール通りに『皆がやってる』『皆が』って、必ず生きている内に絶対耳にする! もはやこれって、全年代が知る日本人の流行語じゃないですか?(多分)んで、今回この作品を書いた経緯の中にも誰しもがどうしても譲れない部分とか、こだわりだったり、凝り固まりすぎた考えだったりを何とかうまーく描いていけたら~なんていうのがあります。


私、個人でどこまでうまく魅せれるか面白くできるかめちゃめちゃ不安ではありますが、時間かかってでもそう言ったお互いの想いがぶつかりあったり、感情の変化があったりみたいな成長する過程みたいなのを書いてみたいってとこからこのお話ができました。


始まったばかりで、何一つ完結していない私ですが時間が掛かるかと思いますが、良い意味で気張らずに心は気楽にしてやって行こうと思います。


もしかすると、ざけんな! 早くやれ! みたいなやつもあるかも……。


ではでは、今回はこの辺で! 次回の投稿までお楽しみに!

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