三題小噺シリーズ 023 『夏至』『レッドカード』『カーボンナノチューブ』
久々に落語調の小咄です。
(^^)
お題は片仮名だらけだけど、、
…ええ、(^ω^)
昔から小咄ってのは金のねぇモンが出てくる話が多いんですな。。
そんでもってコイツらが頼りにするのは決まってそう…
質屋ってモンでして、、
『えっ?(^_^) 今すぐにコイツを買ってくれって??』
「…頼むよ店主!ウチはもうレッドカード寸前なんだよ。。」
『…そいつぁ急だね。(´・Д・) だがレッドカードって何だい??』
「今日中に借金返さねぇと…在庫に赤札が貼られちまうんだ。( ̄◇ ̄;)」
『…差押えかい。(^_^)
だがウチは質屋だ。いくら夏場とはいえチューブなんか扱えねぇよ。』
「ところがコイツは夏しか仕事のないチューブじゃない。何年もヘタらない優れモノだぜぃ。」
何が??
変哲もない黒いチューブだぞ。
(^_^)
けど本当に只者ではないようで…
『えっ!?( ゜д゜)、このチューブ…カーボンなの??』
「…物知りの店主なら知ってるだろ??コイツは軽さも耐久性も抜群のカーボンナノチューブだ。」
『…知ってる。確か熱伝導率が銅の10倍だよな、、』
「…どうでもいいよ。(^_^)」
『あとサッカーボールのような六角形の分子構造。。』
「…睡眠不足になるよ、、いくら夏至とはいえ店主のウンチクを聞いてたら日が暮れちまうわ。。」
『…そういや急場だったな。(´・Д・)
まぁウチでは大した量は扱えねぇが金利分くらいは買ってやるよ。。』
「…スマネェ。これで滅亡の危機は去ったよ。」
『…(^_^) 急場危機??』
「…ふざけんなって。(´・Д・)」俺は明日から販促の日々なんだから。。」
『しかし…商売ってのは難しいね。(^_^) こんないい商品が売れないんだから。。』
「ああ。商品に手を掛けるだけじゃダメなんだ。」
『ハハ。(^_^) サッカーと同じで手を掛けるより足だってか??』
「まぁな。(^-^) サッカーの反則はハンドだけじゃない。」
足を掛けるのも販促なんだ。
おあとが宜しいようで。(^-^)
次回は『七夕』『ベスト8』『平家物語』
の三題です。
またサッカー絡みです。(;・∀・)