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第一話でやってはいけないこと

 個人的見解も多く含むので、絶対とは言い切れません。

 あらかじめご了承ください。



 さて、いよいよ長編小説の連載開始。

 と、ここで第一の関門が待ち構えています。


 それは――第一話。

 目次の一番上の表示される項目であり、読者の目に一番先に触れる本編です。

 そして、それの内容によって、読者が第二話に進んでくれるかが大きく変わってきます。


 ですので最後に、第一話で避けたほうがいいことを、紹介したいと思います。



★設定や人物が一気に登場


 例えば、初対面の十人に一気に自己紹介されて、あなたは全員のプロフィールを覚えていられますか?


 作者にとっては見慣れた設定や人物ですが、読者にとっては初めて見るものばかりです。

 そして、そんな情報を一気に覚えることは、読者にかなりの負担になってしまいます。

 特に、これから読み進めるかどうかも分からない小説だったら、それはより大きなモノとなります。


 ですので第一話では、ある程度情報を絞った見せ方をする必要があります。



★設定資料・人物紹介


 極端な例ですが、推理小説の第一話に……


 ・タロウ:主人公。探偵。伝説の探偵の孫。

 ・ハナコ:主人公の助手。途中で殺される。

 ・ユキエ:主人公の依頼人。第一の被害者となる。

 ・ササキ:現場に居合わせた刑事。実は犯人。


 ……というような人物紹介があったとします。

 さて、あなたはこの推理小説を楽しめるでしょうか?


 と、このように、第一話で設定資料や人物紹介をするのはネタバレの危険性があります。

 もちろん、上の例は非常に極端なモノですが、しかし本編をまだ読んでいない読者からすれば、どんな情報だってネタバレになってしまいます。


 ですので、設定資料や人物紹介を入れたい場合は、別の作品として投稿するか、ある程度物語が進んだところに入れることをオススメします。



★すごく長い


 あなたは、美味しいかどうか分からない新商品のポテチを、段ボール一箱分買いますか?

 おそらく買いませんよね。

 まずはお試しで一袋、買って食べてみますよね。

 そして、それは長編小説でも同じことが言えます。


 タイトルやあらすじに興味を持った読者にとって、第一話はお試しです。

 面白ければ第二話へと進み、そうでなければすぐにやめてしまうでしょう。


 では、そんなお試しの第一話がすごく長かったら、読者はどう思うでしょうか?


 おそらく多くの方が、途中で読むのをやめてしまいます。

 お試しにそんな長い時間を使ってくれる人は、そうそういません。


 もちろん、途中まででも読者の心を掴んで離さない内容であれば、どれだけ長くても問題ありません。

 しかし、最初から全開で魅力を発揮できないと思う方は、第一話は短く収めるといいでしょう。



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