まずは短編を書こう!
個人的見解も多く含むので、絶対とは言い切れません。
あらかじめご了承ください。
さて、小説の基礎ができたら早速、長編小説……ではありません。
まずは短編小説を書いてみましょう。
例えば、三輪車にも乗れない子供が、いきなり自転車に乗れるでしょうか?
おそらく、無理だと思います。
ただ座ってペダルを漕ぐだけの三輪車に対し、ブレーキやバランスなど、自転車は気にすることが多く、扱いが非常に難しいです。
そして、それは小説にも同じことが言えます。
読者を飽きさせない構成や新キャラクターの導入など、長編小説は短編小説に比べ、重要なことがいくつもあり、それを続けていくのは大変なことです。
ですので、自転車に挑戦する前に三輪車。
長編小説の前に、短編小説というわけです。
ちなみに、短編小説を初めて書く場合、オススメしたいポイントが三つ。
一つ目は、登場人物を増やしすぎないこと。
登場人物を増やすと、それぞれの性格や行動の管理が大変になるだけでなく、読者が覚えておかなきゃならない情報も増えてしまいます。
登場人物は最小限のほうが、作者にとっても読者にとっても、物語に集中することができます。
二つ目は、舞台を絞ること。
教室、校庭、通学路、自宅などなど、学園モノだけでも様々な舞台があります。
そして、そこにある小物や雰囲気など、登場する舞台が増えるほど、描写しなくてはならないモノも増えてしまいます。
ですので登場人物同様、舞台の移動も極力少ないほうが良いです。
三つ目は、感想をもらうこと。
書き上がったら公開し、ぜひ感想をもらってください。
読者の目線で、良かった点・悪かった点を教えてもらえれば、それを次回作に生かすことができます。
初めての評価は不安だと思いますが、真剣に書いたモノであれば、読者も真剣な感想を返してくれます。
これら三つのことをよく考えて、本当に短い作品でもいいので、一度書いてみましょう。
一つ一つステップを踏んでいくことが、上達のポイントです。