お手本作家さんを決めよう!
個人的見解も多く含むので、絶対とは言い切れません。
あらかじめご了承ください。
あなたには、尊敬する作家さん・好きな作家さんはいますか?
おそらく、いると思います。
そして、その人の作品みたいなモノを書いてみたいから、小説を書こうと思ったのだと思います。
ですので最初は、その人の文章の真似をしてみてください。
例えば……
朝、目が覚めた。
時間を確認した。
予定の時刻を過ぎていた。
……という一連の動きがあるとします。
さて、あなたの好きな作家さんは、これをどのように書くでしょうか?
この人物は男性? 女性? はたまた人間ではない?
布団派? ベッド派? あるいは木の上?
時間を確認する方法は、時計? 太陽の位置? もっと別の何か?
慌てて起き上がる? 逆に冷静になる? それどころか現実逃避で二度寝?
パターンは作家さんの数だけあると思います。
もちろん、設定だけでなく、書き方や語彙の種類だって千差万別です。
ですので最初は、その作家さんになったつもりで、自分の小説を書いてみましょう。
「あの作家さんなら、こういう表現をするだろうか?」
「もっとこういう設定・展開にするんじゃないだろうか?」
そういうことを考えることで、小説の基礎の部分を鍛えていくことができます。
そして、それに慣れてきたら、そこに別の作家さんの表現を混ぜていきましょう。
それを繰り返してうちに、あなたらしい文章が出来上がっていくのです。
上手な人の真似や模倣をするのは、技術向上の一番の近道です。
ただし、それだけで終わってしまってはパクリと言われてしまいます。
ですので、より多くの作品に触れ、自分らしさを作り上げていきましょう。