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Bar pomegranate  作者: 裕澄
33/48

イベントグッズ

「くすぐるの止めて下さいよっ!マキさん。」

と、俺がマキさんの手をどかすと


「キング…。どうやら、ツーショット写真もラインナップに、入れておくべきでしたね。」と、ユウがぼそりと呟いた。

「あぁ。需要を見込んで、入れておいた方がよかったな。」と、会話をするキングさんとユウは、さっきまでの本当(リアル)か、(ショー)なのか分からない、やり取りをしていた2人には見えない。


「まぁ、あの人の仲間ですから…。来店しない(来ない)なんてことは、ないと思いますけど…ね?」と、話を俺が聞いていたのに気づいたのか、俺とマキさんの方を向いていた。


「あの2人が、結託したら凄い事になりそうだな…。」と俺はポツリと呟いていた。


「そうだ、トシ。イベントオリジナルのグッズって、今年は写真が主だったよな?」と、オーナーがグッズ用の写真の束を持って来た。

「そうですね。じゃあ、今から、俺の写真買ってくれた皆には、サービスしょうかな。」と、キングさんはバトル前まで座っていた席に戻った。


「じゃあ、おれは…。買ってくれたお嬢様方は…後でツーショットのポラロイド写真お取りしましょうか。」と、ユウがウインクをすると、また黄色い歓声が上がった。

「ウチは、面倒やからそう言うのは、せーへん。」と、ユキコさんは気だるく返事をした。

「ワタシは〜♪サイン入れてあげるよ〜♪」と、マキさんは相変わらずノリノリだ。


「確か…。この写真撮ってくれたのって、コスプレ写真を主に撮ってるって、言ってましたよね?どうやって知り合ったんですか…?」と、マキさんに質問すると…

「マサヤくんっ♪オーナーが、グッズ販売で大変そうだから、手伝ってあげて♪」と、誤魔化されてしまった。

オーナーが、大変そうなのは本当なので、ひとまず俺はカウンターに入り

カクテルを作りながら、グッズ販売の手伝いをする事になった。


まだまだ、イベント(今日)1日は忙しくなりそうだ…。


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