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慣れですよ。慣れ。
「そんなことないですよ、マサヤさん。慣れですよ。慣れ。」と、ストレッチを始めた。
「覚えようとしてくれるだけ、マシですよ。マキさんなんて
覚える気全く無いですから」と、苦笑いをしながらも、ストレッチを続けている。
「ユウ。BLTと、ミートスパ
よろしくな。ユウの常連さんからオーダーだから、お前が届けてやれよ。」と、空いたグラスを持ってきたキングさんが、オーダーをメモした紙をキッチンのホワイトボードに貼った。
「それと、マサヤ。22時半になったら上がっていいぞ。」と、俺が作ったカクテルを受け取った。
「いいんですか??その時間って忙しいんじゃないんですか??」と俺が言うと、
「折角、オーナーが出勤するって、やる気出したし、オーナーからの指示だからな。」と、言うとフロアへ戻っていってしまった。
「ここは、甘えといた方がいいですよ。
初日に最後までなんて、しんどいですから。」と、それだけ言うとメモに何かを書いて俺の前へ置くと、
調理の準備をし始めた。
そのメモを見てみると
【作ってる時だけ、ひとりでガンバって下さいね(^-^)】というメモだった。
俺は思いっきり背伸びをして、
「よしっ。頑張るか。」と、気合いを入れ直して、カクテル作りを再開した。




