続 レアキャラみたいな人
「はい。よろしくお願いします。」と、会釈をした。
「真面目やなぁ…。カズヒコん劇団長いんやろ。大変やな。」と、ユキコさんはため息をついた。
「ははは。大変ですよ。慣れたつもりだったんですけどね。カズヒコさん自体謎ですから。」と、俺は笑いながら答えた。
「せやろうな。なぁ、トシ。ユウがおらんから、ミーティングせえへんやろ? 準備せなアカンから、はよ帰りたいねんけど。」と、水を飲み干した。
「そうだな。ユウ夕方までには確実に戻ってくるけど、それじゃあ準備が間に合わないだろ?」と笑った。
「それに、新人君に合うキャラクターは、なんだかんだ言うて、本人に任せるつもりやろ??
それに、面倒みるんは、ユウとトシ、アンタでええやろうしな。」とニヤリと、ユキコさんが笑った。
「これ以上、オレの仕事を増やさせる気かよ…。…かといって、マキに任せられないしな。」と、マキさんに向かってニヤリと、トシユキさんが笑いかけた。
「おれへの信頼度って何だよ、トシユキさんっ!?」と、マキさんがオーバーに驚いている。
「なんだろうな?でも、お前がマサヤを、ちゃんと指導出来ると、自分でも思うか??」と半笑いで、言われてしまっている。
「…。それは…多分無理だって、分かってるよ。」と、少しふてくされている。
「それに、俺はキッチン担当じゃないから、その辺はユウに教えて貰うように、オレから言っておくよ。」
「なぁ。マサヤくんー。ウチののBarのホームページで、メンバーブログとか色んなコンテンツやってるんだ。
まぁ。ホームページ担当は、おれじゃなくて、ユウなんだけど…」と、マキさんは、お店の名前の入ったタブレットを、俺に差し出した。
そこに、写し出されていたのは、【ブログページ】だった。
[みんなへ ユウより☆]
おそくなってゴメン。
レシピ考えるのにハマってて…
のこり物で作るのも良いけど
こって作るメニュー
とかを考案中☆
あれー??キャストブログ
いつも更新
してるの毎回ユウじゃん
て思ってる??ブログに関して
ルールないからしょうがないよ
??
ユウより




