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詩集:ありがとうフリーダム

きっともうあえなくなるよ

作者: 歌川 詩季

 こんなのも描いてみました。

 もぎたての第2ボタンをにぎりしめて

 詰め(えり)の背中を送った

 そんなきみのこと たしかめるまでもないのに

 なぜかぼくはふりかえらなかった


 ちいさなさよならを

 おおきなさよならにしてしまうのは

 ぼくらふたりのしわざだったのだろう


 たいした距離でもないし

 時間ならいくらでもあるけど

 きっともうあえなくなるよ

 いままで気づかなかったけど

 ぼくもきみが好きだった



 願かけのちびた消しゴム使いきれず

 筆箱は卒業むかえた

 そんなおまじない 信じてるわけもないのに

 クラスじゃ流行(はや)ってるのを笑った


 はじまりそこねても

 きっかけさえあればだいじょうぶだと

 ぼくらふたりの(きざ)し見落としたかな


 世界の(はし)でもないし

 時計なら同じ時刻(とき)さすけど

 きっともうあえなくなるよ

 あとから気づくのしゃくだけど

 ぼくもきみが好きだった

 まあ、むっか〜しにあったことで、そのひとにそれ以来会うこともなくて。ひっかかりをずうっと、そのままにしてたのを、会って話せる夢を見たんです。そしたら、いまさらですが、かってにひとりでなんかすっきりしちゃった。

 そんで、描けました。


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
私も夢見ますが、すれちがうだけでおわってしまいます。
学生時代、よく第二ボタンの事ウワサになったのですが、なぜ第一ではなく第二なんでしようか?  女の子が男の子に告白する時です。
 完全な別れではないからこそ、いつの間にか逃してしまっているのですよね。  思い出して、もっと話しておけばよかったってちょっと切なくなって。いつまで経ってもふとそんなことを思うのですよね。  もしか…
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