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妖精飼育大全 序論
本書を手に取った読者諸賢には一つの共通点があることだろう。
つまり、いかに妖精と戯れ、愛で、また時にはどう躾けるべきかという、迷いの森の中に立っている点である。
本書は妖精飼育初心者が一人前の妖精飼育者になるための道標であると同時に、中級から上級の妖精飼育者の悩みにも手が届くよう、細心の注意を払いながら、様々な文献と数十年に渡る筆者の飼育経験を元に製作した完全版である。
妖精の魅力は筆舌に尽くしがたく、それを書き始めれば本書を遥かに越える膨大な書物になってしまうため、ここでは敢えて割愛し、読者諸賢の想いに委ねようと思う。（本当はそちらの方こそ力説したい気持ちがあるのだが）
ともかく、本書が読者諸賢の悩みを解決し、健やかなで豊かな妖精飼育生活を構築することが、筆者たっての願いであり、夢であることを書き添えさせて頂きたい。
グレゴリー・Ｆ・ジャバウォッキー
