取り調べ
あれから10分ほど走り、ホテルの地下に行き更に歩きひとつの部屋に案内された
取り調べ室ってやつだけどかなり変わったつくりだ
机と椅子はコンクリートに固定され扉がある壁以外がマジックミラーになってる
五分ほど待たされカオルさんと井上さんが入ってきた
「今から質問するから、はいかいいえで答えて」
何回か当たり前の質問をした後に確信の質問をしてきた
「あなたは公然わいせつ以外の犯罪を犯したことがありますか?」
公然わいせつは確定なの!?確かに裸だったけど、記憶喪失設定でなんとかならないか?
「いいえ」
この世界に来てからは無いと断言できるが、嘘発見器みたいな事をしてるとしたら面倒だな‥
「あなたは能力者ですか?」
「はい」
なんの能力者か聞かれたら面倒だけどいいか、どうしようか対策した方が良さそうな気がしてきた
「あなたは記憶喪失ですか?」
きたー!これはまずいので対策する⁉︎自分の分体を一瞬で起き自分は空間魔法で外に出る、分体といっても自分で操らなきゃただ座ってるだけの俺になってしまうので自分とリンクして操作する
「はい」
ふーう、どうやらばれて無さそうだけど‥
後は分体を操作してやり過ごすか
その後、何回か質問された後カオルさんが退出したので分体と入れ替わりで部屋に戻る
井上さんはじっと俺の方を見ているがバレた様子はなさそう、カメラをコマ送りで見られたらばれるかもな‥
カオルさんが戻ってきた
「あなたは100%白すぎて逆に怪しいわ、普通一つぐらい嘘があるものよ?まぁいいわ、次はあなたの能力について教えてちょうだい」