表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

反自然現象特別捜査班

車の後部座席左側に俺、隣に井上さん、運転席に女刑事


女刑事はバックミラーを俺に向けて観察しているようだ、俺もバックミラー越しに観察してみる


仕事ができそうな目に茶色の瞳、黒髪よりは少し明るい髪色、スカートのスーツに黒のストッキング、ハンドルを握る左手の薬指には指輪が光る、爪は伸ばしておらず、さっき歩いている時見たヒールは踵が低く実用性重視、こう言うタイプは堅物で合理的なタイプだろ


観察してると女刑事は口を開く


「随分と余裕そうだけど私達に捕まったら2度と出られないわよ?」


公然わいせつ罪って無期懲役になったの日本⁈それは困った‥そうだな‥困った時は記憶喪失って異世界じゃ常識だよね!記憶喪失設定で行こう、とりあえず困ったら記憶喪失でそれ以外は普通に話を合わそう、


「どう言う意味ですか?」


女刑事は考える素振りを見せてから


「私達は公安の極秘部署で、反自然現象特別捜査班って言うの、私の《先見》って能力なんだけど集中していれば数時間先の自分がいるかもしれない未来を見ることができるの、普段は数秒先しか見れないけど、あなたがあの路地裏で私に会う前までの未来が急に見えなくなったの、だから私は変態に殺されるとばかり思ったけど、どうやら違うようね、また未来が分岐し出したし」


うーむ、女刑事の話を聞くと未来予知に近しい能力なのか?未来予知と言うよりは予測かな?自分がいる未来を予測して分岐点を変えて未来を変えて行くのか?《先見》ってかなり厄介な能力だな、確定した数秒先の未来ならすぐに見れるのか‥試してみるか


「井上!今すぐ銃を抜きなさい!」


俺は空間魔法でつけられた手錠を女刑事とハンドルにつけた


井上さんは拳銃を探しているが‥


「‥銃ってこれですか?‥」


井上さんに銃口を向けて尋ねると両手を上げた


「はぁ‥やっぱり能力者だったのね‥アスポートかしら?、井上早く拳銃を返してもらいなさい」


「どうぞ」


井上さんに拳銃を返す、拳銃は最初から返すつもりだったからいいんだけど、《先見》で拳銃を返す未来が確定したのかな?


「あと早く外してくれないかしら?」


手錠も外すつもりだったからいいけど、やっぱり確定した未来が普段は見えて、集中?すれば数時間先が見れるのか?俺が来てからの未来が見えなかったのは単純に分岐点が多すぎただけだろう、なんせ職業が5種に、つく場所すらわからなかった俺はどう動いたらいいか俺ですらわからなかったんだから当然と言えば当然か‥


「私は櫻井カオルよ、あなたみたいな反自然現象を起こす原因の解明、保護、排除が私達の仕事なの、あなたは悪意がないみたいだから一応保護の扱いだけど、上層部がどう判断を下すかはまだわからないは」


?反自然現象って超常現象とか超能力者の取り締まりってことかな?


「俺は‥俺は‥俺って誰ですか?」


「知るか〜⁉︎」


井上さんからツッコミが入るが俺は設定を崩すわけにわいかないので真顔で続ける


「‥‥思い出せないんです‥路地裏よりも前の記憶がないんです‥」






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ