表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/22

未来へと続く道








 夕陽の照らす街


 明るかった太陽の街の喧噪も、いつしか静まって


 美しい夕焼けが顔を出す


 あの子達と帰るこの道が


 他愛もないあの想い出が


 いつか消えてしまったら


 いつか忘れてしまったら


 この気持ちも一緒に消えてしまうの?


 

 進む道は誰かと一緒には歩めない


 一緒に歩いているように見えるけど


 それは誰かの道


 これは私の道


 交わることも止まることもない



 夕陽が沈めばネオンが街を照らす


 明日が来る


 そうしたらまた新しい日を刻む


 今日が昨日になって


 明日が今日になって


 繰り返していく時の流れ


 今が今じゃなくなったら


 この感情は誰が憶えていてくれるの?



 私が感じたあの感情や気持ち


 嬉しさも楽しさも


 悲しさも寂しさも


 辛いことも苦しいことも


 優しい心地も爽やかな気持ちも


 全てが懐かしいと感じるこの記憶は


 一体誰のものなの?



 この先の未来にはどんなものがあるの?


 この向こうに繋がってる道に未来に


 怯えているのは私


 この先に楽しいことや嬉しいことは待ってる?

 

 この先に辛いことや悲しいことがあっても


 私はその痛みに耐えられるの?


 手に入れたり貰ったりしたものを


 なくしても失っても


 その儚さに耐えられるの?



 あの優しい風も


 あの柔らかな光も


 温もりも心地よさも


 抜け出さないといけない時が来る


 悲しみも痛みも


 私を覆うことがある


 でも大丈夫


 道は進んでいけるから


 誰も奪ったりできない私


 私は私でしかない


 全てを忘れないことはできない


 だから一歩一歩


 道を踏みしめて


 今在る自分


 今在る道

 

 刻んでゆこう






 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ