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プロローグ
新作です。
青猫、行きます!
俺の目の前に、色白な美少女が立っている。薄暗い照明の下、彼女は半歩踏み出し両手で俺の頭に手を触れる。
少女の顔がすぐ目の前に迫ったと思うと、彼女は俺の唇を塞ぎ、長い舌を押し込んでくる。彼女の手が俺の髪の毛や肩を優しく撫でる。
力強く、優しく。激しく求めてくる。
何度舌を絡められた後か、少女の身体から力が失われ、俺の身体から滑り落ちる。
◆
「ヤバイ。時間ギリギリだ。俺、欲求不満なのか。これから潜入調査だというのに」
俺、吉川希は異世界から来たエージェントだ。今日から日本の高校という教育施設に編入する。
――こんな体調では、少し不安だ……。
◆
「あわわわわわ。わ、私、欲求不満!? 処女を拗らせてる? いやぁーーーー!」
七澤楓花は、顔が真っ赤になっていることに気づき、長い前髪をさらに下ろして目線を隠す。
「もしかして、正夢なんてことは……ヌヘヘ……ケフッケフッ、笑い声に注意しなきゃ! 素だとキモい!」