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派手なのはお好きですか‥!? 〜大鎌使いのダークエルフ〜  作者: maoz
世界樹ユシル〜ダークエルフとシェイン〜
9/30

白き獣とイチ。

仕事が忙しいので、進めるときは進めます。


白き獣との戦闘の結果は!?

 

「‥これだっっ!!」


 斬撃の雨の止まる少しの間を狙い

 遠くから大鎌(サイズ)をふる。


 追い詰められた私は単調な考えしかでなかった。

[相手の真似をする。]という。

 斬撃が出ないかと思いっきり振ったのだ。

 しかし、それは虚しく空を切るだけだった。


 少しの沈黙の後。


「わぅ‥?」


 と、白き獣が声を上げて首をかしげる


「かっ、、可愛い!!」


 と、思わず声にでた。

 シリアスな場面が台無しだ。


 私は、いかんといかんと首をふる。


 斬撃よでろ!!と願い振る。

 が、出なかった。やけくそに振るがでない。


 それを見ていた、白き獣は全てを察したような顔をし


「フッ!」

 と鼻で笑った。

 それからお手本のように斬撃を飛ばしてくる。


「あっ、狼に馬鹿にされた!!」


 悔しかった。

 そこでまた私の意地が出てくる!


「こうなったらとことんやってやる!」


 何度か振った時、それは突然だった。

 いびつな形の斬撃が白き獣に向かい飛んでいく。


 白き獣は驚き、固まるがその斬撃は目の前で消えた。

 それから白き獣は咆哮をした。


 馬鹿にされたと思ったようだ。

 斬撃の雨が激しくなり嵐のようになる。

 さらに私は、追い詰められていく。

 一生懸命振る。すると、だんだん形になってきた。

 が、私の斬撃は弱いようで白き獣の斬撃に

 かき消されていく。


 ある程度、斬撃のこつを掴んだ。

 しかし、これを試すには勝負に出るしかないと

 覚悟を決める。


 斬撃の雨が止む直後、

 私は全力で白き獣に向かって走る。

 少しでも近づこうと思ったのだ。

 大鎌(サイズ)に思いっきり魔力をこめ

 斬撃を飛ばすように振りおろす。


 すると大きな魔力の刃ができ白き獣にせまる。

 成功した!!

 斬撃は魔力なのだ。

 技術もそうだが自分の攻撃を魔力にのせる。

 その加減やタイミングが分からずに苦戦していた。


 私の渾身の一撃だ!

 魔力が枯渇気味でめまいがする。動けない。

 と思ったら白き獣も大きな斬撃を飛ばす。

 お互いの斬撃が交差し向かってくる。

 なんとか力を振り絞り大鎌(サイズ)でガードをするが

 身体が弾け飛ぶ。


 再び血を吐く。身体がきしむ音が聞こえる。

 痛い。目がかすみ音が遠い。

 手を震わせながらもポーチに手を伸ばす。

 下級ポーションを取り出し飲み干す。

 少し痛みが柔らぐが痛いもんは痛い‥!!


 そのまま、意識を手放していった。


「はっ!!」と起きる。

 よかった生きてる!

 まだ身体が痛むので小回復(ヒール)をかける。

 小回復(ヒール)では限界があるようだ。

 これ以上は回復しなかった。


 身体を起こし白き獣がいた場所を確認する。

 そこには大きな魔石があった。

 ボロボロだけど勝ったようだ!!

 嬉しかった!ガッツポーズをするが身体が痛い。

 それから大鎌(サイズ)を杖代わりにして歩く。


 最初にきたときは行き止まりだったのに

 白き獣を倒してから新しい入り口ができたようだ。

 そこへ向かいゆっくりと歩きだす。

 最初に進んできたときよりも長く感じる。

 身体がうまく動かない。

 一歩一歩力強く歩く。だんだんと光が見えてきた。

 気を引き締める。また敵がいるかもしれないからだ。

 そこは湖だった。周りは草原が広がり

 湖があり湖の真ん中の丘の上に椅子がある。

 そこに座る20代後半ほどの若者がいた。


 椅子といっても玉座のような厚い大きな椅子。

 そこに座る若者の周りには木々絡みついていて

 目は虚ろだった。まるで、碑のようだった。


  それから、若者は私に気づき声をかける。


「はじめまして。

 私はダンジョンマスターのシェイン。

 とりあえずこれを飲んでくれないか?」


 と、木が伸び、私の前に雫ののった葉がくる。


 不思議な感覚だった。

 顔も口も動いていないのに声が聞こえる。

 これは何だろうか?


「あぁ、安心して!念話だから!

 これは()()()()()()回復薬だよ!」


「‥ありがとうございます。」


 恐る恐る葉にのっている雫を飲む。

 すると身体が光、軽くなる。痛みがない。

 むしろ力が上がったようだった。

 不思議にしていると声が聞こえる。


「よかった!よかった!

 君を待っていたんだよ!

 想像神からは何か聞いてるかい?」


 驚きながらも答える。


「この世界を変えてほしいと‥。」


「他には?それだけかい?」


「‥はい。」


 そういえばお爺さんの名前も知らない。


「はぁ〜、やっぱりそうか。

 大事なことは言わなかっただろ?あの方は?」


「‥はい。」

 ただ、たんたんと返事する私だった。 人見知りだ。


「わかった。君には大事な話をする。いいかい?

 まず、神は多くを語らない。

 自分で気づき考え行動し苦難をこえ成長する事を

 望んでいるからだ。この時の苦難を神の試練という。

 あとは悪戯や気まぐれか。

 ここにいる者たちを子として扱うからだ。

 それにあの神は信仰を嫌う。

 これは、試練に反抗するのもある。

 日々、敬い感謝するならわかるが

 私欲が絡んだり、自分のわがままを願い

 都合が悪いと神のせいにし罵る。

 いざという時には、神頼み。それを嫌うのだ。


 まぁ、長くなるからここら辺でと。

 次に会う機会があればあの方に直接聞くといい。

 ここからが()()だ。

 ここに来る途中に

 焼けた折れた巨大な木をみたかい?

 あれは世界樹ユシル。世界を守る平和の象徴だった。

 それを燃やし、折ったのがダークエルフと

 言われている‥。」


[カチャッ]と動揺で私の首の枷が動く‥。


なんとかシェインの所まできました。

これから何が語られるのでしょうか?

真実とは?

気になれば

評価やブックマークお願いいたします。

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