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派手なのはお好きですか‥!? 〜大鎌使いのダークエルフ〜  作者: maoz
世界樹ユシル〜ダークエルフとシェイン〜
10/30

ダークエルフの罪。

ダークエルフの罪です。

 



 それからシェインは息を呑み

 はなしを続ける。


「世界樹を燃やし折った罪は大きい。

 世界を守る物を壊したのだから。


 他の種族からダークエルフは

 大罪者として扱われ捕らえられた。

 今にも虐殺され奴隷や慰め者にされそうだった。

 そこで、世界樹を守護するエルフ族が

 ダークエルフに罪を与えた。

 ダークエルフは種族全体で世界樹を成長させる事と。

 罪を償うという名目でダークエルフを守るためにな。


 世界樹の成長には魔力が必要で

 世界樹だけだと成長の魔力が足りずに枯れてしまう。

 その魔力をダークエルフの種族が補うのだ。


 逃げられぬようにダークエルフの種族は

 魔道具の枷をつけられ鎖に繋がれる。

 枷や鎖を媒介に強制的に魔力を供給する。

 それから眠るように溢れた魔力が魔石化し

 ダークエルフを包む。


 ここまでまではいいか?」


「‥はい。」


 すごい難しい話だった。

 罰として世界樹に魔力供給をする。

 私もその1人だったのか‥。


「では、続ける。

 しかし、個の種族の魔力量では世界樹が成長するには

 あまりも魔力が足りない。維持するのが

限界なのだ。

 世界樹が成長せずに維持したままだと

 この先も()()

 ダークエルフは罪を償い続ける。」


 ぅーん。頭が痛い、難しい。

 それでなんで私自由なのか?

 考えてると答えをシェインが言う。


「私はこの状況を変えたいと思い創造神に願った。

 身体が動かせない私に代わり

 ダークエルフの1人を解放し、ダークエルフの罪や

 この世界の考えを変えてほしいと。


 それに答えるように創造神は鎖のきれる魔剣を作り

 私欲の強い者を利用した。

 そこで、初芽の転生先の身体、イチの身体となる

 ダークエルフの女の子が選ばれた。」


 創造神の時のように

 頭がいっぱいではてな?が増えるばかり。

 ハゲそうだ。

 

「でも、この世界のダークエルフは罪を認めている。

 自分ら種族が犯した罪は種族で責任を持つ。

 ここに縛られるのが当たり前だとな。

 一族を大事にしているのだ。

  選ばれたダークエルフの女の子もそうだった。


 なら、この世界に干渉しない者と

 魂を入れ替える事にした。それがイチなのだ。」

 


「‥?‥??‥?‥」

 待て待て!!私の今の身体は他人の子の身体。

 あれ?向こうも同じなのか‥。

 お爺さん何も聞いてないです‥。


「あの方は何も伝えなかったみたいだな。

 混乱してるところ、申し訳ないが話を進めるぞ。

 イチには、ダークエルフの種族を解放してほしい。

 解放には、ダークエルフの変わりとなる

 精霊石が必要になる。

 なぜ、精霊石かと言うと

 ダークエルフやエルフは精霊に近い。

 ダークエルフを包む魔石は精霊石と似たようなものだ。

 だから、代わりとなる精霊石を集めるのを

 お願いしたい‥‥。頼むっっ!」


 なぜそこまでダークエルフの種族に

 こだわるのか疑問に思った。

 私は新しく転生したのだと思い

 身体の事を深く悩むのを()()()

 それより、旅をしながら精霊石を集めるか。

 いいんじゃないのか!?いよいよRPGみたいだ。


「‥やります。まだ分からないことですが

 世界をみたいです。」


「‥ありがとう。」


 表情は変わらないがシェインは泣いているようだった。


 少しして、シェインは話だす。

「精霊石は属性と同じ ()()()()()()()

 それに特殊な()()()()()とある。

 それを探してほしい。」


 厳しい道のりになりそうだが

 この世界をみたいと思った。


 すると、シェインが

「選別と言ってはなんだがこれを君にあげよう。

 君の助けになればいいと思う。」


 また木が私の前にやってきて

 ポーチと皮袋が対になったベルトとローブを渡す。


「次元収納付きで丈夫なものだ。

 ポーチにはこの世界の通貨とポーションや

 少しの食料が入っている。

 皮袋には討伐した魔物や素材を入れるといい。

 ローブには装着者の能力付加や

 ローブの状態維持などの効果があるから

 大事に使うといい。」


「‥ありがとうございます。」


 ポーチは持っていたが

 次元収納はありがたかった。

 私はさっそく腰につける。

 ベルトが自動的に巻きつき小さくなる。

 これなら動き回っても邪魔にならない。

 もともとつけていたポーチをしまい。

 ローブを羽織る。すると黒から色が変わり

 白地に首元や端に金の刺繍が付いた

 ポンチョコートの形になり私の身体を隠す。

 こちらも自然と馴染み不思議だった。


「その2つは魔道具になる。持ち主を選び、形を変える。

 私にとっては大切なものだが、君に託したい。」


 魔道具なんてレアアイテムまず手に入らない。

 それがもらえるなんてとても嬉しかった。

 シェインの気持ちに答えるように

「頑張らないと!」そう思いながら

 感謝の意味を込めて頭を下げる。


「わたしから頼んでるのだから

 そんな気にしなくていい。

 まずは、精霊石の前に友達のいる町に向かってほしい。

 そこでギルドマスターをやっているはずだ。

 そこで身分証を作るといい。

 身分証があると世界をまわりやすくなるはずだ。

 それと、ついでにこの手紙を

 ギルドマスターの友達に渡してほしい。」


 私の前に宝箱のような箱が運ばれてきた。

「その中に、手紙が入っている。

 その友達にしか開けられない。渡せばわかるさ。」


 少し懐かしむような寂しげな声だった。


「わかりました。必ず届けます!」


 気持ちを察した私はその箱を大事に受け取りしまう。


「では、イチを転移の魔法陣で

 ダンジョンの外へ転移させる。

 またここに来るときには転移された場所にきたらいい。

 また話をしよう。」


 足元が光、その光が柱になり私を包む。

 最初の時と同じだった。


 明るく光、目の前が白くなる。

 光が落ち着くとそこは岩壁の上だった。

やっと町に行けます。

もっと詳しく書きたかったが

長くなるので後々出していきます。

気になればブックマーク、評価

よろしくお願いいたします。

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