夜更け空
時折、普段寝ている時間よりも少し遅い時間まで起きていることがある。
目が冴えていたのか、気になることでもあったのか。
何が原因なのかはわからないが、とにかくいつもより少し……といっても、1時間ほどだが、遅くまで起きていることがあるのだ。
そういう時は、適度に着込んで外を歩くのが癖となっている。
凍える夜の空気に包まれながら外を歩けば、様々なものが目に飛び込んでくる。
歩道にぽつんと立つ街灯、月明かりに浮かぶ雲、控えめに輝く星々、のそのそと寝静まり始める家屋。
ふわぁ……。
口から大きなあくびが1つ。夜更け空に白い
動物蠢めく夜はさらに深まろうとしていた。
対になっている文章っていいですよね。