いたずら心
ヤンデレほいほい略してヤンほいをどうぞよろしくお願いします
いつの間にか寝てたみたい
ベットの中でもぞもぞしながらもう一回寝ようと思ったら自分の腰に巻かれた腕に気づいた
嫌な予感してギギギ・・・とゆっくり後ろ見るとかいの気持ちよさそうな寝顔があった
私はかいの方に身体を向け、いつもなら見られない貴重なかいの寝顔を堪能した
「目元が赤い・・・」
かいの顔には泣いたような跡があった
いや、泣いた跡だろう
罪悪感でいっぱいだった
「でも私はいろんなところに行きたいよ・・・かいと一緒に」
私はかいの頭を撫でながらつぶやいた
がしっ・・・!?
え・・・?
「もう椿は本当に僕を離してくれない」
かいは私の腕をつかみ、私を抱きしめた
っていうか離してくれないのはかいのほうでしょ!
「もう、離してよ!」
かいの腕から逃れようとしても大人の力に勝てるわけもなく
より一層かいが私を抱きしめる力を強めただけだった
「ねぇ、椿」
「何?」
「僕のこと嫌い?」
「つっ!」
昨日のことだろう
私が外に出たいのも友達が欲しいのも私の本心
でもあの日あの場で私を助けてくれたのはかいで
そんなかいのことを嫌うわけないじゃん・・・
「嫌いじゃないよ」
「ほんとっ!?」
かいは私がかいのこと嫌いなったと思ったのだろう
私の返事にすごく嬉しそうにしていた
私はなんかその安心しきった顔にちょっと腹が立ったので
「好きでもないけどね」
「えっ!?」
ちょっといたずらをしてしまった
その後のかいは私に謝り倒して
かいと一緒なら外出オッケーなのと幼稚園は無理だけど小学校はちゃんと行かしてくれるみたい
よしっ、これで念願の友達ゲットだぜ!




