大坂西の丸
西の丸内、面会場。
一豊と辰之助が待つこと一刻(約30分)
徳川家康、そして一人の男性が現れた。
表をあげることを許され、確認した。
(目の前に...あの徳川家康がいる....や、やべぇよ
まさか会えるなんて...狸...てかとなりにいるのは本多正信じゃね?懐刀やん)
辰之助、いや松永幸太としては
目の前に家康、正信がいることに歓喜していた。
「ご苦労でした山内殿、いかがなさったかな?」
家康は一豊に声をかけた。
「この度...今後の山内家後継ぎとして隣に控える辰之助に継がせたく思い、またご相談したきことがありまして...」
一豊は答え、辰之助は家康と目を合わせた。
「これはこれは。若いの、いくつかな?一豊殿。」
「三歳になりまする!」
「それはまた時期早々に...今後に不安かな?
因みに相談とは?」
家康は三歳児をもう後継ぎと決めるとは些か早いなと
苦笑いしながら話した。
「ご相談したきことが...内密にしたくお人払いを...」
一豊は隣の男性を見ながらそう言うと
家康はうーん...とした表情をした時
「そちらにおわすのは本多正信様ではございませんか?
家康様の懐刀、払うなど失礼ですよ父上。
申し遅れました、山内辰之助の申します。
この度はお時間頂き、誠に有り難き。」
そう言うと辰之助は頭を下げ、どんな反応をするか
ワクワクしていた。
「....ん!?や、山内殿は腹話術が上手いの」
案の定家康も正信も驚き頓知をきかせたが
「いえ、そのようなことはありませぬ。
この度、相談したきことは私からお話させて頂きます。」
家康は正信、正信は家康を見合った。
「ちこうよれ、顔を見せよ」
ここから辰之助の本領を発揮する。




