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掛川会談
掛川城内
......いかがでしょうか。
目の前にいる子。
どう見ても三歳児。
ただ、話せば青年以上で知恵も高い...
夫...いや、私以上ですよ、三歳児と比べても。
千代ですら呆気にとられ
一豊などは泡を吹いている。
何度も
「本当に幸太朗か!?幸太朗か!?」
と聞き返す次第。
勿論話は聞いていた。
ただ隠す名目上、会うことはなかった。
ここまでとは....
これが名族の血?
いや、それだけでこんなことはないでしょう。
神の子か....なにかでしょうか
その中身は、挨拶に始まり
いくつか軽い問答をした。
しかしそれで終わるはずが
一豊が深くハマり、結局三時間も続いた。
この会談が....幸太朗の身分が変わる。




