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三歳。
秀吉が亡くなった年。
幸太朗、新助ともに三歳となった。
既に言葉を話し
礼節などにも長け
戦国の読み書きを教わっている
「新助と産まれた日はさして変わらぬのに何故こうも...」
黒田家の慌てように噂がたち、
幸太朗を一目見ようとするものが多い。
(まぁ、俺的には当たり前なんだけど普通はないからなwww)
と内心慢心しつつあった。
しかし山内からの拾い子
がなにか名族の子ではないのか
などあらぬ噂までたっているということ。
一豊は悩んだ。
とりあえず黒田夫婦と千代に
なにか策はないかと呼び出す有り様であった。
しかし、極力囲うなどしか浮かばずにいたが
千代より
「久し振りにお逢いしたいですね。
それからでもよろしいのでは?」
とにかくどんなものか...と見て判断しようとなった。