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15.獣人の娘 - 莢 -

可愛そうに……。

みんなに苛められて、ロシアン(?)ちゃんはすっかり焦燥していた。

そもそも事情があった上に、あんなに脅しをかけられていたら精神が参ってしまうんじゃないか……。


「…た、たずけて……下さい」

少女がそう言って、頭を垂れた。


私はトーヤから離れ、ロシアンちゃんに近づき、手を伸ばす。

ビクリと身体を震わせる彼女を横目で見て、彼女を拘束している綱を解く。


アヤメさんてば結構強めに縛っていたようで、縛られていた部分が赤みを帯びている。

よくよくロシアンちゃんの身体を見てみると、ところどころ負傷している上に若干ではあるけれど闇からも侵食を受けているようだった。

精神面は回復できないけれど、せめて身体を癒してあげたい。


私はロシアンちゃんの身体に手をかざす。

するとロシアンちゃんの身体の周りが一瞬光にあふれた。


「……!」


ロシアンちゃんはびっくりした表情でこちらを凝視している。


「えっと、少しは気分よくなったかな?」


私の問い掛けにはっとした表情をし、顔を赤らめた。

と思うとすごい勢いで土下座をしてきた。


「も、もももも申し訳ありませんでしたー!!!!」


おでこを土につけ、正真正銘の土下座。


異世界にも土下座あるのね。


「あなた様は救世主様だったのですね!そうとは知らずに、大変失礼なことを!!もうこれは…………。死んでお詫びします」

と言って、顔を上げたと思ったら懐から小刀を取り出す。


「ちょ、ちょっっと!!」


私は慌てて止めようとするも、近くにいたミッチーがすかさずロシアンちゃんの頭に踵落としをした。

また土下座するかのように前へつんのめるロシアンちゃん。


「アホか」

ミッチーからの冷たい一言。


「…ぅぅぅ。申し訳ございません」


私はたんこぶができているだろう頭に手をかざし治癒する。

顔にも新たな擦り傷ができていたので、そちらも治す。


「がざねがざねずみまぜん……」


ロシアンちゃんの性格は思い込みが激しいというか、極端な子なのかもしれないと思った。



******************



ロシアンちゃんこと、ヒュリヤ(敬称は拒否されたので以後なし)は、モヒュケ出身の狼系の獣人族なのだそうだ。

モヒュケには、獣人族の中でも希少な、闇に耐性を持つ狼系が多く住んでいて、聖闇球が壊されたり何かされないよう守り人としてずっと見守ってきたのだそうだ。


しかしここ数年に渡る闇の気配の増加。

徐々ではあったけれど、明らかに増えてくる闇にモヒュケの守り人は案じた。

結果、ヒュリヤを修行へ出すことにしたのだそうだ、巫女として。


ヒュリヤは村の中でも群を抜いて、闇の抵抗に強い子だった。

だからこそ村人から期待を受けて旅だったのだけど、結果的にはダメだった。


巫女として行くということは、闇の女神ティア・マティヤ信仰の神殿に仕えるということで。

しかし、それは人間族が占めていた世界。

獣人族のヒュリヤは迫害まではいかないしにろ、かなりのいじめを受けたらしい。

しかも神殿に仕えたからといって、闇に抵抗が強くなるわけでもなく、何も変わらない…。

ヒュリヤは幻滅し、1年半ほどでモヒュケに帰った。

そこまではまだよかった。

村へ近づくにつれ、濃くなる闇。

そして村を見れば、1年半前ではありえない、村人。

あんなに穏やかだった彼らがなんと好戦的になっていることか。

明らかに闇に蝕まれていた。


どうにかしなければと、原因究明のため聖闇球を納める場所へ向かう。

すると途中で清い光のような波動が目の前に迫り、それが身体を通り抜けると闇は光へと変わっていった。


闇に包まれていた森が光へと変わる瞬間だった。


意味がわからなくて、やはり聖闇球を求めて行ってみれば、別の方向から何やら怪しげな気配。

ここは先手必勝だと思えば、簡単につかまり今に至る。


というわけで……


涙をポロポロ流すヒュリヤを、私はぎゅーっと抱きしめた。


「もう大丈夫!私が助けるから!」

気休めでなく、自分にはできるという確信から出た言葉。

アヤメさんを救うことができたのだからできないことはないはずだ。


「ありがとうございます。サヤ様」

ヒュリヤは嬉しそうに言った。


すると、

「…ぅにゃ!」

変な声と、若干だけれど彼女の頭を通して何か衝撃伝わってきた気がしたが、ヒュリヤ曰く「すみません、感動のあまりバランスを崩しまして…」と…。


いや、それはあきらかにミッチーに叩かれたんじゃ…


そう言っているうちに、ミッチーによってヒュリヤは首根っこつかまれ、アヤメさんにパスされた。


「頼む」

ミッチーの一言にアヤメさんはうなずく。


アヤメさんに頼むということは、本来オウシュの合意も得なければ成り立たないものだけど、それに対してオウシュは何も言わなかった。


ミッチーとオウシュって仲が悪そうに見えて実の所結構良いのではと思ってしまった。

仲が良くないにしても、少なくとも気が合うと思う。


そう思ってミッチーとオウシュを見ていると、少々不機嫌そうな調子でミッチーが言う。


「で、サヤはモヒュケに行くつもりだろ?」


「もちろんよ!」

元気よく答えれば、だろうねと小声で聞こえた気がした。


「俺の調査でもまずは、モヒュケにおもむき村人たちを治療するべきだろう。それはサヤにしかできないから頼めるか?」


私はこくりとうなずく。


「そんでその後だが、人間族の村トリヒがあるがここには寄らず、海辺の町シールヒに行く」


そこでミッチーの視線がオウシュに移った。


「…オウシュ、おまえシールヒにいつ行った?」

そう言って、ちょっと軽蔑するような瞳でじーっとオウシュを見るミッチー。


それに対し、オウシュは顔をひきつらせながら答えた。


「昨日だ……」


「ふーん。……おまえ後でシールヒをどうにかしろよな」


なんだろう、この雰囲気は。

シールヒで何があったというのだろう?


オウシュがもう少し反論するかと思えば、溜め息をつきながら答えた。


「………検討しよう」


何か思い当る節がオウシュにはあるのだろうか。


「それじゃあ、早速モヒュケに向かおう。……シルフィア」


ミッチーはシルフィアを呼ぶ。


そうか、一度言った場所ならシルフィアには大人数でも容易く移動ができる。


シルフィアはというと、妖艶な笑みを浮かべ私に手を差し出した。


「サヤ様、よろしくお願い致します」


私はシルフィアの手を取った。



******************



私の移動方法とは異なるシルフィア。


私の移動方法は、自分自身を膜で包んでしまって飛ばすようなイメージ。

これは1~3人くらいならすごく便利なのだけど、それ以上増えてくると飛ばすのはちょっと自信ない。

多少方向音痴も入っている私がもしも大人数を移動させた場合、数人(?)は目的地より離れた場所に飛ばされる可能性がある。


シルフィアの移動方法は、出現する扉をくぐりさえすれば、目的の場所へ到着する。

扉さえくぐれば確実に目的地へ行けるのだから、とても便利だと思う。


前に見たときはミッチーに半ば抱きかかえられているような状態だったので、まともに見ることができなかった。

なので、まじまじと今回現れた扉を見る。

扉は鈍く黒光りし、施された装飾が荘厳さを際立たせていた。

確か前の扉も黒光りしたけれど、こんな装飾はなかったと思う。


「……綺麗」


その声にシルフィアは満足そうにうなずく。


「今回は2回目ですし少し遊んでみました」

そういって笑みを浮かべ、言葉を続ける。

「ちなみにこれは私のオリジナルですから、サヤ様でも難しいかもしれません。チートなサヤ様なのでできないことはないと思いますが、あえてお教え致しません。私の仕事がなくなってしまいますから」

私の手を恭しく握ったまま、イタズラッ子のような表情を浮かべるシルフィア。


内心残念に思いつつ、確かに私には難しいかもと思った。

地球にいた頃、みんなが使えるようにと術式をいくつか開発したものの、実際はあまり得意分野ではなかったのだ。

私は術式も組まずに感覚で術を使っていたので、その感覚を術式に変えるということが難しかった。

逆にミッチーは術式を得意としていたと思う。

ミッチーの緻密な計算処理を施した術式を見せてもらったことがあったけれど、さっぱりわからなかった。

私の術式開発のヒントになると考え、教えてもらおうとしたら断られた。

イタズラッ子のような笑みを浮かべるミッチーの顔とそのときの言葉を思い出す。

「これは俺のオリジナル。誰にも教える気はないよ、サヤにだってね」


やはりミッチーとシルフィアは元が一緒なだけあって似ている。


そんなことを考えているうちに、みんなはさっさと扉を通って行った。


「さぁ、私達が最後です。行きましょう」


シルフィアはお姫様をエスコートするかのように私を扉に促す。

このエスコートの仕方、やはりミッチーを思い出してしまい、思わずクスリと笑ってしまった。


「うん、行こう」

そして扉をくぐった。



そこはモヒュケから少し離れた場所だった。


「な、なんだったんですか?あれ??す、すごすぎです」

ヒュリヤは移動の扉の興奮が冷めない様子で駆け寄ってきた。


「あ、あなたがやったのですよね!!どうしてあんなことできるんですか!?」

そう言ってすごいすごいと目を輝かせるヒュリヤに、シルフィアは冷たい視線を送る。


「おまえごときに教えることは何もございません。教える義理もございませんし…」

ニッと口の端を弓型に上げるシルフィア。

冷やかさと妖艶さが増す。


「サヤ様、お力をありがとうございました。また一緒にお話しして下さいましね。それではごきげんよう」

一方で、私には花が咲いてしまうんじゃないかと思わせる満面の笑みを浮かべお辞儀をすると、風のようにその場から消えていった。

多分、この場に溶け込んだのだろう。


その様子に、ヒュリヤは更に興奮を増長させ、私に詰め寄ってきた。


「あの女の子はいったい何者なんですか!?」

目をランランとさせるヒュリヤ。

ちょっと怖い。


シルフィアは精霊だからと答えようとして、ハッと気づいた。

いつの間にか、手に乗る程度の大きさだったシルフィアが人と変わらない大きさになっていたことに。

そう、今のシルフィアは大体小学生高学年くらいの背丈で違和感なく一緒にいたのだ。

正直、あれでは精霊なのかどうかなんて見た目じゃ判断できない。


私が若干驚いた顔をしたので、ヒュリヤはきょとんとした顔で私を見ている。

ヒュリヤの青緑色したまん丸いビー玉のような目がきれいだった。

なんだか妹ができたみたいで、かわいいなと思いながら答えようとすると…。


「はーい、おまえは知る必要ないからねー♪」

「うひゃ!」

いつの間にか近寄ってきていたミッチーがヒュリヤの首根っこを?まえると、ポイッと投げ捨てた。

今度はアヤメさんの元ではなく、適当な場所だった。

結構な勢いであったが、ヒュリヤはさすが獣人というべく、空中で器用にくるりと回転させ着地する。


「ミッチー、さっきから何して……」

と言いかけ、ミッチーの顔を表情を見て、止まってしまった。

顔はニコニコしているけれど、笑顔が黒い。


こ、怖い!


「どうせ、サヤは妹ができたみたいなんて考えてるんだろ?」


だから、どうしてミッチーはエスパーなのよ!


「妹なんて!嬉しいです、サヤお姉様!!」

いつの間にか戻ってきたヒュリヤが私に抱き着こうとするも、ミッチーがそれを阻止。


「いいかげんにしろ、このバカ猫」

そう言って、また放り投げる。


「猫じゃありません!誇り高きオオカミです!!」

そして、今度は見事に宙返りするだけでなく、言葉を発しながらきれいに着地するヒュリヤ。


投げられるの慣れてきた?


「どこがだ、擦り寄る様はそのまま猫じゃねーか」


「なんて失礼な!それより、私の鼻を治してください!もういいでしょう!!」


「ああ、そういえばそうだった」

そう言うとミッチーはニヤリと笑う。


「……!!!」

ヒュリヤが口をパクパクしている。

必死に何かを訴えようとしているものの、全く声が出ていない。


「今それを言う時じゃないし、頼む態度でもない。反省の色がないからしばらくそうしてろ、バカ猫」

ミッチーがまた何か術を使ったらしい。

さすがのヒュリヤも戦意が消失して項垂れている。


「さーて、サヤさん」


黒い笑顔が返ってきました。


「もう少し警戒心を持ちましょうか。俺が全てを排除できるわけではないんですよ~♪」


わぁー変に敬語で怖い。

でも納得もいかない。


「ヒュリヤに何を警戒するっていうの。あの子は辛い目にあってきて今ここにいるのよ。優しくしてあげたいじゃない」


「優しいのはサヤの良いところだけど、もう少し観察してからそうしましょうか。あのバカ猫はそんな弱い球じゃないよ。どっちかというと計算して世渡りするタイプだ。今回だってモロに出てる。自分の顔が保護欲そそる顔だとよくわかっているし、誰に一番媚を売るべきだということもわかっている。そもそもあれだけ人間嫌いだった奴がそう簡単に人間好きになれるわけないだろ。例えサヤが救世主だから特別としても態度があからさま過ぎる。大方、巫女として修業した成果の得られず帰ってくるのが嫌で、サヤと仲良くしてその力の恩恵にでも肖りたいんだろう」


「でも!確かに態度は極端かもと思わなくもなかったけど、ただ単に感情表現が豊かということもあるでしょ」


「そうか?まぁ、確かに感情表現は豊かかもな。今あのバカ猫の顔を見てみろよ」


ミッチーに言われるままヒュリヤを見てみると、ヒュリヤもこちらを見ていたようで目が合う。

しかしその顔は真っ青で、更に脂汗のようなものをダラダラ流していた。

目も先ほどみたいな輝きは見えず、あきらかに動揺していた。


「あの、ヒュリヤ…」


私の声掛けに固まったヒュリヤだが、大きな溜め息をつく。

そして言葉を発しようともするも、できないことを思い出したようでアワアワしている。

その動きはまるで小動物のようで…。


そんなところもかわいい。

……だってそう思っちゃうのはしょうがないじゃない。

今までこういう人なんて周りにいなかったのよ。


すると突然、私の真横から声が聞こえた。


「おい、道久。おまえサヤに過保護過ぎやしないか」


オウシュだった。

オウシュはいつの間にか私の横を陣取りミッチーと向い合っている。


い、いつの間に!?

私はかなりびっくりして言葉を失っていた。


「サヤは単純で無防備で反応がかわいいところが魅力だが、この世界で生きていくには多少なりとも騙されて経験した方が良いと思うぞ。失敗や落ち込みはこちらがフォローすれば良いだろうが」


………えーっと、フォローされているのかバカにされているのかわからない。

騙されるの前提だよね、これ。


「サヤが騙されたとして成長すると思うか?こいつのこれは筋金入りだぞ。そうそう直るものでもない。だったら、初めから警戒させた方がいいだろ」


「そうかもしれないが本人が希望しているんだ。もっと自由にしてやれ」


「あのな、こいつは騙されても利用されても気付かないままニコニコしているのが目に見えるんだよ。俺が嫌なの。むかつくの」


「心が狭いな。そんなのサヤが気付かないところで倍返しすればよいだろ」


「……おまえこそ過保護なんじゃないか?」


二人は言い合いをしながら睨み合っている。

トーヤをチラリとみれば普通に傍観しているし、アヤメさんはオウシュの様子をニコニコと見ている。


なんだこの状況。

どうしたらいいんだ。

正直、普通に落ち込むんですけど。

これ、“単純バカ”と二人に念押しで言われ続けているようなものだよね。


ヒュリヤを目を向けると、私の視線に気付いて睨んでくる。


「ん?バカ猫、なんだその生意気な顔。言いたいことあれば言ってみろよ。ほら」

冷ややかな目線で言うミッチー。


「あ…」

ヒュリヤの声が戻ったようだ。

すると、先ほどよりも更にすごい形相でこちらを睨んできた。


「あなた、救世主だとかいいますけどむかつくんですよ!こんなイケメンばかりを侍らせて、しかも何このちょー過保護っぷり!もう馬族の後ろ足に蹴られて逝ってしまえって感じです!!」


わー、鼻息荒くして言われたー。


「はーい、終了。あっちいってろ」

またミッチーがヒュリヤを放り投げる。


「は!こんなのもう慣れたっても……あれ?…いやー!おろしてくださーい!!」

ヒュリヤはというと、先ほどのようにはいかなかった。

というのもミッチーが風の精霊で空中に止めたからだ。


「ほら、ああいうバカ猫は報復しても懲りないんだよ」


「なら殺せばいいだろ」


オウシュは基本物騒だな。


「面倒臭い」


………プチッ


私の何かが切れた。


「もう、うるさーい!!だったら私にかまうなー!!―――――ラーゴ!」

私は若干涙目で叫ぶ。


宙で傍観していたラーゴは、呼ばれて嬉しそうに私の元へ降りてきた。


「ヒュリヤ!!」


宙を浮いていたヒュリヤが下に落ちた。

私が風の精霊に降ろすよう呼びかけたのだ。

思ってもみていなかったのか、受け身も取れずに尻餅をつき、痛そうにしている。


「あなたが私をどう思おうとなんでもいいわ。ってかそんなにイケメンが好きならあいつら熨斗つけてあげるわよ!」

私が怒りながらヒュリヤに言うと、ヒュリヤはブンブンと頭を振る。


「いえ、そんな恐ろしい…」

若干青ざめた表情で答えた。

宙で多少頭が冷めていたみたいで、あいつらの物騒な会話を思い出したんだろう。


「ほら、行くわよ。村に案内して。助けたいんでしょ」

私は睨みながら、落ちて尻餅をついたままのヒュリヤを助け起こす。


私の手を素直につかむヒュリヤは、口でまた生意気なことを言う。

「あなたバカなんですか」

 

「はいはい、バカですよ。それでいいでしょ。そんなことよりさっさと歩いて」


私はもうどうでもよくなっていた。


ミッチーはああ言っていたけど、私だってヒュリヤみたいな子は知っている。

ヒュリヤはトーヤやミッチーについていた取り巻き達と一緒なのだ。

しかし異世界へ来てまた体感するとは思わなかった。

しかも、ミッチーとオウシュの“単純バカ”との私の評価つき。


二人が何といおうが、何をしようが、私は“単純バカ”を貫き通してやる!

もう知るもんか!


私は大股で村の入り口を目指して行った。

お読み頂きありがとうございます。

サヤは動物が大好きです。

ヒュリヤはアレな性格をしていますが、それすらもかわいく見えてしまうサヤでした。

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