岩窟の寺院の人々
○岩窟の寺院の人々○
僕
アスパシオンの弟子。変な師匠のためにいつも苦労している。
周囲には前最長老カラウカスの生まれ変わりだとみなされているがどうも違うらしい。
ふだんはですます調沈着冷静の優等生を演じているが、師匠の暴走に耐え切れなくなると
キれて地が出て俺口調になり、本音をくっちゃべりだす。
バルバトスのトル
僕と同じ年に寺院に入ったメキド王国の第三王子。
赤毛。僕の一番の親友。とても誠実である。
メディキウムのリン
僕と同じ年に寺院に入ったスメルニア皇国の第二十一皇子。
上位神聖語をすでにマスターしている優等生。
メニスの混血であり、寿命が長い。
ヒアキントスのレスト
僕と同じ年に寺院に入った北五州、蒼鹿州公家の第二公子。
純血主義で非常に排他的。
オレウムのラウ
南方連合、テングーワ王国の第四王子。
レストといつもつるんでいる、褐色の肌の美少年。
黒き衣のアスパシオン
定冠詞は「破星の」だが、一度もそう呼ばれたことがない。
勉強嫌い、修行大嫌い。
岩窟の寺院の中では一番下の序列に位置する年若い導師。
星見が専門ということになっているが、実は鼻毛とばして人にひっつけることが専門。
最長老レクサリオン
定冠詞「白磁の」。または「慧眼の」。岩窟の寺院の最高責任者。
七人の長老の長であり、封印所の七つの鍵すべてを管理する導師。
長老バルバトス
定冠詞「黒髭の」。長老の一人。
メキドの王子トルナートの師。
メキド王国の後見人となり、トルナートの王位継承を画策する。
黒き衣のヒアキントス
定冠詞「氷結の」。北五州、蒼鹿州公家出身の導師。
同家の参謀であり、北五州の情勢を操る黒幕の一人。
黒き衣のオレウム
定冠詞「豊饒の」。テングーワの王子ラウの師。
食べる量も講義もボリュームたっぷり。
黒き衣のメディキウム
定冠詞「癒しの」。スメルニア皇子リンの師。
黒の導師にしては珍しく、薬学を会得している。
先代最長老カラウカス
定冠詞「温情の」。
岩窟の寺院の前最高責任者。アスパシオンの師であった。
自分の生まれ変わりを探して寺院に入れるよう遺言を残す。