第二話:心情
甲板を後にするユウナ。操縦室へ行く途中にキマリに会い話した後操縦室へ向かう。操縦室ではビサイド島に行く事になり出発した!少し時間が経ちビサイド島に到着!5人は島に降り村へ向かおうとした。しかしユウナは浜辺で座ったまま最愛のティーダの事を考えていた・・・・。
ビサイドは次第に暗くなってきた。
爽やかな風がユウナを慰めたように通って行く。
ユウナが村の方角を向くと赤く・・・真っ赤に光っていた。
きっとお祭りだろう、ユウナの頭にまたティーダの想い出がよぎった・・・。
「キミが育った所・・・・眠らない町ザナルカンド・・・・・・。」
ユウナは両手で胸元にそっと添えた・・・・。
少しするとユウナは、すっと立ち上がり手で服を掃うと村の方へ向かい始めた・・。
10分ほど歩いた所にワッカがいた!
「・・・よっ!」ワッカはあぐらをかいて座っている・・・なにやら嬉しそうな顔をしていた
「ここは・・・・チャップさん・・ですか?」ユウナは少し戸惑いながらも聞いて見た・・・。
「ああ。・・・チャップに今まで色々あった事を話してたんだ・・・。」ワッカはユウナに申し訳なさそうな顔をしていた・・・。
ワッカさん・・・・」ユウナもまた顔を下に向けてしまった。
「さぁーて、そろそろ村に戻るか!今日は疲れただろう・・・もう寝ろ。」ワッカの顔は兄さんのように優しく暖かそうな顔だった。
「えへへ。」ユウナはいきなり笑い始めた!
「な、な、なんだ?!」ワッカはユウナのおもいもしない行動に驚いていた。
「だって、やっといつものワッカさんに戻ったなぁって。」ユウナは笑顔でワッカに答えると
ワッカは少し照れを隠すしぐさをした。
「じゃあ、行きましょ!」ユウナは笑顔で言った!
そして2人は村の方へ向かった・・・。
村は大騒ぎ!村の周辺まで音楽が鳴り響き大賑やいだった。
ユウナが村の入り口を入ると村人は一斉に駆け寄ってきた!
「ユウナ様、ユウナ様ぁ。」村人の傍により拝めていた・・・。
「・・・・・・」村人の拝むのが終わるとユウナはルールーの家へ行き就寝に入ろうとした。
「ユウナ、お帰りなさい。」ルールーは優しくユウナを迎えた。
「その・・・私・・・」ユウナは何かを言おうとした・・・・・。
「今日はもういいでしょ。さ、寝ましょ。」ルールーは少し強引にユウナを寝かせた。
そして何事もなく夜があけ朝日が昇ってきた。
ユウナは早く起き寺院へ向かった・・・。
グィーガガガガ、寺院の重そうなドアが動いた。
「ユウナ様!」祭司がユウナにお祈りをして挨拶をしてきた。
「おはようございます!祭司様」
ユウナも同じようにお祈りをして挨拶を交わした。
「ご立派になられました。」祭司はユウナを褒めだした。
「そんな・・・私はなんにも・・・・。」
ユウナの表情は酷く疲れた顔をしていた・・・。
「どうしました?酷くお顔が悪いですよ。」そう問いかけられたが・・・
「なんでもないです・・・・・なんでもないんです・・。」ユウナはそう言い参拝を始めた。
じきに参拝も終わりユウナは外へ出るとリュックが待っていた。
「あ、終わった終わった!」リュックが駆け足でこちらに近寄ってきた・・・・。
「どうしたの?」ユウナがたずねるとリュックは・・・
「いーから、いーから。一緒に来てっ!」っと強引にユウナの手を引っ張り港の端まで歩いて行った・・・・・。
「どうしたの・・・?」ユウナが再度リュックにたずねると・・・
「私・・・ホーム再建のためにオヤジと一緒に行く事に決めたんだぁ・・・・」
リュックの答えにユウナは驚き下を向いていた・・・。
「・・・そっか。そうだよね、アルベト族の人達も大変だもん・・・ね・・。」
ユウナは次第に声が小さくなり落ち込んだ様子だった・・・・。
「またきっとすぐ会えるって!ホームなんかチョチョイノチョイって建て直しちゃうからさっ!」
リュックがそう言うとユウナの顔が元気を取り戻してきた。
「また・・・会えるよね!」ユウナは再度リュックに聞いてみた・・・
「あったりまえだよ〜!ずぅ〜っとユウナを守るんだから♪」リュックはユウナを肩をポンポンっと叩くと手をグルグル回してユウナを元気付けた。
「ありがとう。」ユウナとリュックはお互いに確かめ合い港を後にした・・・。
今回は内容がそれほど進んでない(?)し、ユウナの視点からストーリーが進んで行く所が9割と多いせいか中々良い物が書けず困ってました!今回は特に自信が持てずにいましたがいきおいでやりました!(汗)
今後とも、末永く見守って下さい!ご意見・ご感想をお待ちしてます♪