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第4王女は転生小学生です!  作者: あにおた
第4章 Sクラス実地訓練
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第87話 海へ出発

「それでは、出発しましょう!」

 おぉ、エルル先生、結構ノリノリだね。船が壊れたって聞いたときも落ち込んでいたし、エルル先生もかなり楽しみにしてたのかも。

 私達が乗るのは、Aの3の船。英語は船の大きさや種類を、そしてその後の数字は何艘目の船かどうかを表しているらしい。

 さっきハイムが言ってた。

 ちなみに、さっき沢山謝ってきたハイムは12歳で、来年、学園入学をする予定らしい。

 昨日の宿屋での夜ご飯のときに少し話したんだけど、船ではそんな話が聞けた。

 私たちが通う学校は、辺境の貴族や商人、平民はもちろん外国の人々も受け入れている、この世界初の学校だ。

 来年入学ってことは1学年差かぁ。学年が違っても一緒に楽しめる行事と言えば……体育祭とか?

 学園祭とかもありそうだけど、そもそもこの世界の学校は前世のそれとは違うし。

 でも、私もまだ1年生だし来るなら来い精神だから、どんな行事があるか知らないんだよね。

 まぁ、ナナがお願いしたなら、そういう行事もあるんだろうけど。

「よし。これからは釣りをします。1人1つ釣り竿を持って、先にこれをつけてください」

 村長がそう言うと、村の人たちが餌の入った木箱を持って1人3つずつ渡し始めた。

 私はハイムから餌を3つ受け取り、釣り竿に付ける。釣り竿の先には針があり、それに刺せば良いらしい。

 練り物の餌は形を変えても良いって言われたし、せっかくだから魚の形にしてみよっかな。

 私が指で餌の形を変えていると、後ろからキャルとマインが覗き込んできた。

「……それ何の形?にんじん?」

「ごぼうだって。上手いね、ルカ」

「うっ……」

 そんなに下手かな?

 い、いや!そんなわけない!きっとたまたま分からなかっただけだよ!

 マルクスとアルファードなら分かってくれるって!

「なんだ?これ。馬か?」

「薔薇かな?僕は上手だと思うよ」

 ふ、フィーアならっ!

「ピアノですか。上手だとは思いますけど……この世界にないものを作ったら不審がられますよ」

 …………。

「あ、ルカ!ルカは魚の形にしたの?相変わらず上手いね」

「カイルぅぅぅ……カイルだけだぁぁぁ」

「うぇっ!?る、ルカ!?どうしたの!?」

 私がカイルの胸に飛び込むが、カイルは後ずさることもなく受け止める。

 周りにいる5人のクラスメイト(間違えたフィーアたち)が目を見開いて驚いてたけど……なんでだろう?

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