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第4王女は転生小学生です!  作者: あにおた
第4章 Sクラス実地訓練
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第76話 みんなの秘密

「なんだ。バレてたのかよ……」

 マルクスは、バレたなら隠す気はないらしい。

「まぁ、身分を隠して学校に入学する人も、少なくないしね」

 私みたいに。

「改めて自己紹介するな。俺はマルクス・プランクス。プランクス侯爵家の次男だ」

 侯爵家!?それって……男爵、子爵、伯爵、侯爵、公爵……やっぱり、貴族の中でも上の方じゃん!!

 マルクスが貴族ってことはみんな薄々気付いてたみたいだけど、侯爵だとは思ってなかったみたい。キャルやアルファードも、驚きの声を上げている。

 私?私は、マルクスが貴族ってことにも勘付いてすらいなかったよ!!

「じゃあ、僕も改めて自己紹介するよ。僕はアルファード・フランス。フランス伯爵家の嫡男だ」

「それじゃあ、次は私の番ね。私はキャル・シルク。商人の娘だけど、2人みたいに貴族じゃないわ」

「……私は、マイン・シルク、です。……キャルの、双子の姉です」

 えっ!?……確かに、2人は始めから仲が良かったかも……?

 そんなことを思い返しているうちに、フィーアも自己紹介を始める。

「私は、フィーア・アウス。ただの平民です」

「僕はカイル・ペレンタって言って、ルカの従兄なんだ」

「ルカ・ペレンタです。最年少だけど、よろしくお願いします」

 そういえば、カイルは私の従兄って設定になってたんだっけ。カイルとしか呼ばないから、忘れてたよ。

「その……ルカ。聞いて良いか分かんないけど……」

 マルクスが、言いにくそうに私に聞いてくる。

 もしかして、私が第4王女だってことがバレた?いや、貴族が来たパーティーの時はドレスを着てたけど学校では幻術をかけてるし、そんなことはないはず……。

「ルカ、さ。女の子だよね?」

 少しの沈黙のあと、マルクスが口を開いた。

「えっ!?」

「やっぱり、ダメだった?ごめん、気になって……」

「い、いや。そんなことないよ!それはバレても大丈夫なんだけど……」

 慌てて答えると、次はマインが不思議そうな顔をした。

「それは、?」

 あっ、墓穴掘った。それは、なんて言ったら、他にも秘密がありますよってバラすようなもんだし……。

「い、いや…………」

「なになに?私たちなら、ルカがどんな秘密を抱えてても嫌いになったりしないよ?」

「うん。僕たちも、秘密は守るさ」

 お、おぉ……キャルとアルファードも聞く気まんまんだぁ。誰か助けてっ!

 そんな私の心の声が天に届いたのか、耳に入ってきた音は2つ。

「ぐぎゃぁぁぁぁぁ!!!」

「あの、ゴブリン討伐はどうしますか……?」

「「「「「「忘れてたっ!!!」」」」」」

お読みいただきありがとうございます!

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