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第4王女は転生小学生です!  作者: あにおた
第4章 Sクラス実地訓練
73/126

第73話 出発

「出発しますよ!みなさん、準備は良いですか?」

「「「「「「「「はいっ!!!!」」」」」」」」

「それでは、レッツゴーです!!」

「「「「「「「「いぇーい!!!!」」」」」」」」

 お姉様達の心配性をくぐり抜けて、やっとのことでやってきたキャンプの日。

 カイルの荷物も買ったし、お小遣い(なんか大きめな気がする財布)も持ったし……準備は万端!

「いってらっしゃーい!」

 校門で校長先生に挨拶をして、私達は馬車乗り場で馬車に乗り込む。1つの馬車に7人ずつで、馬は2頭ずつだ。

 そういえば、馬車に乗ったら、街に着くまではやることがないってエルル先生が言ってたから、折り紙持ってきたの!

 もちろん、普通のリュックじゃなくて収納魔法に、だけど。

 収納魔法は、中に入れてるときは魔力を使わなくて良いし、出すときは入れるときの3分の1以下の魔力で良いから便利なんだよね。

「……なんですか、それ」

「折り紙だよ?フィーアは何持ってきたの?」

「いや、馬車でやるものは持ってきてません」

「そっかぁ。フィーアにも折り紙分けてあげるね」

「いえ、それはいいです」

「え、なんで!?折り紙楽しいよ?」

「いや、それは知っていますが……」

 馬車の中に、気まずい沈黙が流れる。

 うぅ…………ここはカイルに助けを!

「カイルは何持ってきたの?」

「……いや、僕もフィーアと同じで、馬車の中でやるものは持ってきてないかな」

 えっ!?なんで!?

「え?みんなは持ってこないのが普通なの?」

「ルカ、普通は馬車で折り紙なんてしないんだよ?」

「え、なんで?」

「「「「酔うからでしょっ!!」」」」

「うわっ!」

 急に、同じ馬車に乗っていた4人が同時に突っ込んできて、驚く。

 っていうか、なんて言った?酔うから……?

「そういうことか!酔うから折り紙とか持ってこないのか!」

「そうだよ!馬車の中で折り紙なんてやったら、酔って気持ち悪くなっちゃう!」

 私の言葉に、元気な茶髪の少女、キャルが答えた。10歳くらいだったと思う。

「確かに……じゃあ、馬車の中で折り紙するのは辞めておこうかな」

「うん。それがいいと思うよ。折り紙は楽しいかもしれないけど、酔わないのが1番だし」

「…………うん。私も酔ったことあるから……つらいよ」

 次に、金髪碧眼の王子様風少年アルファード。

 そして最後に、小さい声の子は9歳の青い髪の女の子、マイン。

「そうだぞ、ルカ。明々後日には、魔物の討伐もあるんだし。まあ、俺が全部倒してやるけどな」

 最後に頼もしい言葉をかけてくれたのは、赤髪の少年のマルクス。たしか、アルファードと一緒で12歳だっけ?

 楽しい旅になりそう!

お読みいただきありがとうございます!

面白かったらブックマークと高評価よろしくお願いします!

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