第41話 王城で会議
「──っていう訳で、私は今世では、この国の第4王女のグランドール・フラン・スイと申します。これからもよろしくね、2人とも!」
「「…………」」
あれっ。おかしいなぁ。ちゃんと2人に、全部説明したんだけど。
そう疑問に思っていると、先に立ち直ったカイルが先に口を開いた。
「……って、なにそれ!?いや、静乃が普通じゃないことは知ってたけどさ、王女に転生してるとは思わないじゃん!?」
「いや、それはさぁ、不可抗力というか……ね?」
「そうですか……。スイが怒られてるときから大体の状況は察せましたけど、改めて聞くと驚きが隠せませんね」
うっ。察されてた。
「ところで、その人たちは誰なのですか?スイが連れてきたということは、それだけの理由があるのでしょう?」
あっ、忘れてた。ジェニお姉様、ありがとう。
「えっと、2人とも私と同じ転生者なんだ。こっちは、学校で同じクラスのフィーア」
「ただいまご紹介に預かりました、フィーアと申します。お初にお目にかかります、ナシュア女王様、リュカ王配殿下、そして、アリス第1王女殿下、ジェニ第2王女殿下、ステラ第3王女殿下。本日は──」
私が簡単に紹介すると、フィーアがお母様達に挨拶する。挨拶長っ。
そういえば、これが普通なんだよね。私にとっては優しい家族だから、女王様とか王配殿下とか、忘れてたよ。
「それで!こっちは、私の前世のクラスメイトのカイル」
「か、カイルです」
フィーアの挨拶が全然終わりそうになかったので、無理矢理遮ると、カイルも続いて挨拶をする。
カイル、敬語とかできないもんね。先生とかに使うならともかく、この国の女王様達に使うのは無理だと判断したのだろう、挨拶は一言だけだ。
「それで、なんで連れてきたのかなぁ。理由によっては、この2人が大変なことになるけど」
えぇぇっ!?理由によっては、ってことは、反乱の元凶だったカイル、かなりヤバいんじゃない!?
でも、質問してきたステラお姉様はともかく、ジェニお姉様やお母様は誤魔化せないよね。ここはもう、真実を話すしか……。
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